先週月曜には送別会(しかも幹事)で午前様帰宅になってヘロヘロでしたが、
ようやくの週末です。
ステレオ・メインシステムの部屋に移動し
朝まだ早いので、サブ・スピーカー(Technics SB-X1)に切り替え、
ヴォリュームも落として、アカペラによる宗教曲を聴いております。
落ち着いた休日の朝をようやく迎えることができた・・・まさにそんな感じ。

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シュッツ/ルカ受難曲 SWV480
マルク・R・シュテーレ(B、イエス)
ヤン・イェンツェル(T、ペテロ&罪人1) ほか
マックス・マイリ福音史家・指揮
チューリッヒ・コレギウム・カントルム・ゾリステン&合唱団
J.S.バッハが生まれるちょうど100年前の1585年、
バッハと同じ中部ドイツに生まれた17世紀ドイツ教会音楽の巨匠シュッツ。
晩年に彼が残した3つの受難曲「マタイ」「ヨハネ」「ルカ」のうち
70歳の年に書かれたのが「ルカ受難曲」。
ちなみに80-81歳のときに「マタイ」「ヨハネ」を書いていますので、
「ルカ」は3つの受難曲では最初のものになります。
10人の独唱者と4声部の合唱から成っていて、器楽伴奏はありません。
簡潔に書かれた音楽は、レチタティーヴォが重要な役割を担っていて、
合唱は短いながらも劇的な要素を持って構成されています。
バッハのような典礼のための音楽ではなくて、
実際に教会の礼拝で牧師が福音書を朗読される代わり奏される音楽です。
対訳はありますけれど、見ていてもすぐに迷子になってしまうので、
旋律を追いかけて、なんとなくの礼拝気分でもあります。
慌しかったウィークデイ、心が癒される時間です。
これは昨年GWに高知で捕獲した一連の宗教・合唱音楽のレコードのうち、
最初期に捕獲したものですね。
この頃、お店にはこれらのレコードが100点近くあったはずですけれど、
今はすでに払拭されて、いま思うとすべて捕獲しておくべきやったかなぁ…
そう思えるほどの質の高いコレクションでした。
実際に持ち帰るにはレコードは重いので、25枚、これで精一杯でした。
今でもぼちぼちと聴いおります、というかこれらばっかり聴いてます。