休日の朝、いつものようにバロック以前の音楽を聴きながらネットを徘徊・・・
ジャン=フランソワ・パイヤールさんの訃報に驚きました。
4月15日に亡くなられていたと、5日の朝日新聞が報じています。 享年85歳。
亡くなられた前日4月14日にはコリン・デイヴィスさんも亡くなられていて、
中学生時代に興味を持ち始めたクラシック音楽ですけれど
当時活躍されていた方の多く(ほとんど?)が鬼籍に入られてしまった感じです。
手持ちレコードより追悼盤を出して聴いています。
P5114446 posted by (C)fronte360
モーツァルト/協奏交響曲 変ホ長調 K.364 -*
モーツァルト/コンチェルトーネ ハ長調 K.190
ジャン=フランソワ・パイヤール指揮 パイヤール管弦楽団
ジェラール・ジャリ(vn)、セルジュ・コロ(va) -*
ジェラール・ジャリ(vn)、ジャン=ジャック・カントロフ(vn)
ジャック・シャンボン(ob)、アラン・クールモン(vc)
1974年11月26,27,30日 パリ
ノートル・ダム・デュ・リバン教会
パイヤールといえば四季やカノンなどのバロック音楽なのでしょうが、
華やかなギャラント・スタイルのモーツァルトがパイヤールによく似合う、
そんな風に思っていますが、いかがでしょうか。
かつてはただ美しいだけの音楽と少々敬遠するむきもありましたけれど、
今この年代になって聴いてみると、典雅で軽やかな音楽がとても心地良くて、
この美しい音楽のどこが悪いのかなどと思えます。
若かりしころの頭でっかちさが恥ずかしい・・・
なおこのレコード、日本コロムビア技術陣が開発したPCMデジタル録音機、
これをクラシック音楽の本場ヨーロッパに初めて持ち込んでの現地録音でした。
持ち込んだ日本の技術陣、その初録音に臨んだパイヤールさんの意気込み、
そんなものも音楽の隙間から漂ってくるようです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
2013年05月11日
この記事へのトラックバック
ただ、久しぶりに聞いてみて、そのエレガントな演奏スタイルに懐かしさを覚えます。
今はこういうのは少なくなりましたね。
さて、6月の演奏会ですが、一つ追加です。
武庫川女子大学音楽学部のコンサート。
旧甲子園ホテルでの優雅な演奏会です。
http://www.mukogawa-u.ac.jp/~music/_lib_work/concert_20130609.pdf
6月はコンサート多くて困ってしまいますね・・・
それだけ選択肢が多くてシアワセ、って考えられるのですけれども、今月は休日も公私共に忙しく、サイト更新はしばしお待ちくださいませ。