今朝は生憎の天候なので散歩はやめにして、
先日より気になっていたカセットデッキの復活作戦に着手しました。
復活させるのは AKAI GX-R70 (1985年発売 79,800円)
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テープ終端に近づくと勝手に止まったり、リバースしたり・・・
調べてみると、この症状は駆動用のベルトが伸びているのだそうです。
あと、子供が小さかった頃に電動イジェクトで遊んでいて壊してしまい、
手で添えてやらないとローディング状態にならないこと。 さっそく分解です。
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まずは天板を外しました。 ここまでは簡単、次はフロントパネル。
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これもなんとか、見えているネジで関係ありそうなところを外して完了。
ここまでやっても駆動用の平ベルトが見えないので、メカ部を外すしかない・・・
言っておきますが、理系ながら電子・電気から遙かに遠い農業工学出身者、
無謀なところが取り柄といえば、そうなんですけどね、とにかく外しました。
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なんか判らないケーブル類も外さないと抜けないので、
コネクタの位置・方向を忘れないようにメモをとっておきます。
あとネジ類も、天板、フロントパネル、メカ部と分けて置いておきます。
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メカ部をひっくり返したら、平ベルトが見えました。
なるほどね・・・でも、どうやって交換するんだろう???
メカ部を色々な角度から眺めてみてもよく判らないので、らしい所を分解!!
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電動イジェクト機構部分のネジを3箇所外したら、機構部分がガチャっと外れ、
モーターとプーリーが見えました。 これで交換できます。
フライホイールへのベルトの架かり方をよく確認して、外してみました。
幅3ミリ、2つ折りにした長さが180ミリなので内周360ミリ
伸びていると思われるので、これよりちょっと小さめを調達すればいいかな。
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平ベルトの調達はまた後日として、ゴムベルトが滑り難いよう、
フライホイールとプーリーを掃除してから組み立て作業に移行しましたが・・・
ガチャっと外れた電動イジェクト部が、うまく組み立てられずに四苦八苦。
上の写真、中央下にあるパーツなのですが、内部がカムになるよう溝があり、
ここにカセットガイドのレバーの突起部が嵌るはずなんですけどね、
ガチャっと勢い良く外れたので、元の位置がよく判らない。
おまけによく見ると、カムの溝の一部が割れてました。
子供が遊んで壊した部分でしょう、電動イジェクトの復活は諦めるとしても、
これが嵌らないことには、復活も何もありませんから、必死になって右往左往。
だから余裕なく、ここの作業の写真はありません。 まったく余裕なし!
開いた位置はコウナッテ・・ 、閉じた位置はコウナッテ・・・
カセットガイドのレバー位置と、カムの位置関係を見ながら想像しつつ、
なんとか嵌ったので、組上げて、メカ部を取り付けて試運転。
しかし、これは失敗。
カセットをセットしてもテープが走行しません。
カセットがイジェクトされているときに、テープ走行動作に入ります。
電動イジェクト機構には、バネ板になった電極が2枚、スイッチになっていて、
どうもカム位置が逆にセットされているようです。
再度分解、今回は慎重に分解します。
電動イジェクト機構をそっと外し、カム位置の角度を反対側一杯に回し、
カセットガイドを開いた位置に動かして、慎重にまた組み立て直しました。
メカ部を取り付け、試運転して、正常動作を確認。 ほっとひと息。
この部分の組み立てだけで1時間以上すったもんだしていました。
P3203664 posted by (C)fronte360
あちこちに溜まったホコリを払い、OUTPUT のスライドボリュームも
カバーとレバーを外して、接点復活剤が無いのでアルコールで拭きました。
当然、ヘッドやキャプスタンも綺麗にアルコールで拭いてあります。
フロントパネル、天板を取り付けて・・・ あっネジが余ってる・・・
よく見たら、メカ部をシャーシに固定したあとに装着する
ヘッド部をカバーする鉄板の取り付け忘れが発覚。
性能には影響ないけど、また天板、フロントパネルを外してから装着、
またまた組み立て、ようやくステレオ・サブシステムでの現役復帰です。
P3203666 posted by (C)fronte360
フライホイールの清掃が効いているのでしょう、不具合が解消しています。
きちっとテープ終端でリバースしてくれて、途中で止まったりしません。
早送り・巻き戻しも問題なし。
カセットの暖かな音色、懐かしいですね。 当分これで楽しみましょう。
2013年03月20日
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