先日、NHKのニュースでも流れていましたけれど、
2012年のアナログレコード売上枚数が前年2倍、40万枚強に伸びたそうです。
ビートルズやジャズの名盤復刻、ローリング・ストーンズのデビュー50周年など
アルバム復刻で好調なようです。
またアメリカでもアナログレコードの売り上げ枚数が急激に伸びているそうで、
2010年に280万枚、2011年は390万枚、2012年には460万枚となっています。
CDプレーヤが登場したのが1982年、1986年にはCD販売枚数がLPを追い抜き、
1990年になると、店頭で見かけることの無くなったレコードの復権か・・・
本当にそうでしょうかね、少々懐疑的です。
一時的に売れたとしても、レコードなど知らない若い世代が買わないとね、
古いプレーヤを捨てずに持っている年寄世代が懐かしさで買ってもなぁ・・・
市場拡大にはならなく、単なるニッチの世界のままではないでしょうか。
話は少々変わりますけれども、
製造業は将来の見通しを持って製品開発をする企業のイメージを持ってます。
パナソニックがベストセラー・プレーヤ SL-1200 の製造から撤退したり、
オーディオ・テクニカがカートリッジのラインナップを大幅に縮小、
ピカリングはカートリッジ製造を突如やめてしまいました。
そんな現実を見ると、余計に懐疑的になります。
ところで、クラブなど行ったことありませんが、
日本で一時期アナログレコードを牽引してくれていたDJシーンにおいても
(このおかげでプレーヤやカートリッジが供給されていたと思ってますが)
アナログレコードを扱う人が減ってきているそうです。
(CDやMP3などUSB接続された音源を利用してDJプレイできる装置があります)
レコードの方が音が良い、とよく言われますけれども・・・
アナログ録音されたものをアナログで聴くのだから良いのは分かりますが、
デジタル録音された最近の音源をアナログで聴いても良いのかな??
もっとも、当方の装置では違いが分かることはありませんが。
最後に、CDには寿命がありますね。
1980-90年頃のディスク、輸入盤は光にかざすとピンホールがあったりします。
寿命30年とか言われていたりもするので、そろそろ寿命かもしれませんね。
レコードは永遠に不滅・・・かもね(ちょっとした優越感が趣味の醍醐味)。
P2213346 posted by (C)fronte360
TRIO KP-7300 (1976年発売?)
駆動方式:ダイレクトドライブ
モーター:20極30スロットDCサーボモーター
ターンテーブル:33cmアルミダイキャスト製、2.6kg
ターンテーブル慣性質量:400kg・cm2、440kg・cm2(ゴムシート含む)
ワウ・フラッター:0.027%(WRMS)以下
SN比:62dB以上(JIS)、70dB以上(DIN-B)
最大トルク:1.1kg・cm
外形寸法:幅490×高さ160×奥行423mm
重量:16.0kg
トーンアームは Audio-technica AT-1100 に換装しています
全長:337mm
有効長:240mm
オーバーハング:15mm
最大トラッキング・エラー角:1°30'
針圧:10〜1.6gr
適合カートリッジ重量:4〜11gr
ヘッドシェル:アームパイプ交換方式
その他:DTS方式、オイルダンプ
オリジナルのアームの有効長 237mm、オーバーハング 15mm なので
ヘッドシェルの部分でカートリッジを 3mm 後ろにマウントします。
P2213349 posted by (C)fronte360
カートリッジは、先日発掘した SHURE M75B Type 2
周波数範囲:20Hz〜20kHz
出力電圧:5.0mV(1kHz、5cm/s)
チャンネルセパレーション:25dB以上(1kHz)
チャンネルバランス:2dB以内
適正負荷:47kΩ(70kHz以下、400pF〜500pF)
インダクタンス:720mH
直流抵抗:630Ω
針先:1.5g〜3.0g
自重:6g
そして肝心の音楽は・・・
モーツァルト/弦楽四重奏曲第18番 K.464、第19番 K465「不協和音」
ウィーン・アルバン・ベルク四重奏団
(1977年6月22〜24日:ウィーン・テルデック・スタジオ録音)
P2213350 posted by (C)fronte360
アルバン・ベルクSQの演奏は、現代的で瑞々しくて好きです。
発掘した SHURE M75B Type 2 のカートリッジは、レンジ感は狭くて、
スピード感も乏しいけれど、中音豊かによく纏まって鳴ってくれているので
ともすると鋭角的な印象になるアルバン・ベルクSQが豊かに鳴って、Good!
2013年02月21日
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