一番相性が悪いと思っていましたけれども、なかなかどうして、良い感じです。
バロックからルネッサンス期のアカペラや、通奏低音を伴った歌唱など、
とても良い雰囲気で聴かせてくれます。 これは発見でした。

P2163281 posted by (C)fronte360
このレコード、高知より救出してきた105円のレコードですが、
持ち帰って当初聴いた感じでは、跳躍するようにテノールが歌う1曲目冒頭、
高音部がギスギスした感じ、量感無くやや刺激的な感じに聴こえて驚きました。
あまりにギスギスした音なのでレコードの溝にゴミが溜まっているのかな、
とも疑ったものですが、ワイドレンジのカートリッジのせいだったのですね。
SHURE M75B type2 はレンジが狭いこともあるでしょうが、まろやかになって、
中低音部の声の艶が増し、押し出しも強くなった感じがします。
より人間の声に近づいた感じ、と言うと言い過ぎでしょうけれど・・・
聴いていて楽しく感じるのはテクニカの AT-120Ea よりこっちに軍配ですな。
バロック音楽はジャズに通じるものがある・・そうかもね。
ナイジェル・ロジャース(T)、イアン・パートリッジ(T)、
クリストファー・キート(B)、
ユンゲル・ユルゲンス指揮 ハンブルク・モンテヴェルディ合唱団