ステレオ・サブシステムに灯を入れて聴くのは、ハイドンの弦楽四重奏曲。
演奏は、クアトロ・イタリアーノ イタリア弦楽四重奏団。

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「ひばり」の明朗でしなやか、よく歌う演奏など、彼らの真骨頂でしょう。
休日の早朝にはぴったりであると思います。
しかしながら最近のお気に入りは短調の「五度」。 特に第3楽章。
ヴァイオリン2本とヴィオラ・チェロが二組に分かれて奏し始める緊張感、
それが流麗なアンサンブルへと転じてゆくのがたまらなく好きになりました。
かつてハイドンは、モーツァルトよりも地味な作曲家というイメージで
面白みが少なく退屈なイメージだったのですが、地味が滋味に変わりました。
このところ、めっきりとマーラーなどの大曲には食指が伸びなくなってしまい、
室内楽をチョイスする事が多くなりました。 年取ったなぁ、と実感します。
残念なのは、手持ちに室内楽の音盤が極端に少ないこと。
東京での単身赴任時代ならば、ご近所の図書館にふらりと歩いていって、
興味の湧いたものをごっそりと借りれば済んだのですれど・・・
特に文京区には、全部で11館の図書館・図書室がありましたものね。
散歩のついでにトイレを借り、CDも借りて帰るのは日常茶飯でしたから。
行政サービス、人の数(税金の多寡)に比例するのでしょうけれど、
当地、奈良西部には図書館が徒歩圏にあるもののCDの貸し出しはなくて、
電車に乗り、市街地の中央図書館まで行かないといけないのでは・・・
とにかく、天気は下り坂になるみたい。
午前中、ちょいと散歩に出るなど、有意義に休日を過ごしたいですね。