ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(37)
花瓶に咲き誇る花、淡い色彩のジャケットに飾り文字のMOZART、お洒落です。
モーツァルト/交響曲第40番 ト短調 K.550
モーツァルト/交響曲第36番 ハ長調 K.425「リンツ」
カール・シューリヒト指揮 パリ・オペラ座管弦楽団
PC122734 posted by (C)fronte360
カール・シューリヒト指揮パリ・オペラ座管弦楽団による「リンツ交響曲」、
こちらも宇野功芳さんの強力なバックアップによって有名になっていますが、
おおもとは、このコンサートホール・ソサエティのレコードです。
こちらも超快速運転の「リンツ交響曲」が冴えていますけれども、
40番のシンフォニーも室内楽的、淡々とオーソドックスながらも閃きも感じ、
個人的にはなかなか良い演奏に思います。
しかしそれを上回るのがやはり「リンツ交響曲」で、まさにライブのよう。
疾風のように走る爽快感のなかに、細かな表情を付けた味わいがたまりません。
ユニークな演奏と一口で片付けられない滋味深さを感じます。
分離・奥行きがあって芯のある低域など、コンサートホール盤としては、
良い部類に入るステレオ録音であると思います。
リンツは1961年11月録音だそうです。
なお手持ちの盤のレーベルが、MMS(Musical Masterpiace Society)
コンサートホール・ソサエティの前身のものが貼ってあります。
2012年12月25日
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