2012年12月19日

パウル・クレツキ、ベートーヴェン/交響曲第1番、第5番

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(35)
馬上の騎士が三角の旗をなびかせて疾走するイメージ、石版画でしょうか。

ベートーヴェン/交響曲第1番 ハ長調 op.21
ベートーヴェン/交響曲第5番 ハ短調 op.67

  パウル・クレツキ指揮 南西ドイツ放送交響楽団

PC122731
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ポーランドの名指揮者パウル・クレツキ(1900〜73年)によるベートーヴェン。
チェコフィルとのベートーヴェン交響曲全集に取り組む前、1960年代初の録音。

英雄交響曲は明晰かつ強靭な演奏と紹介したのと基本ベースは同じですが、
重厚さが増して芯のある低弦がゴウゴウと鳴っていて、共にいい演奏です。

なかでも第1番が好みですが、終楽章など低弦の唸りに伸びやかさも兼ね備え、
構成感をしっかりと保ちながら疾走しているのに爽快感を感じます。
終結部もさまざまな楽器をバランスよく配置して堂々と終了。

第5番第1楽章冒頭、奇をてらわずオーソドックス。
しかしぐいぐいと聴き手を惹き込んでゆく真迫力ある演奏は見事。
そしてこのまま終楽章まで惹きつけて離さないのはクレツキの職人技でしょう。
腰の据わった低弦の唸り、そこに職人技の冴えを聴くことができます。

録音はシンクロ・ステレオ。 この時期のコンサートホール盤には珍しく(?)
分離がよくステレオ感がよく出ています。
右スピーカより流れる低弦、この捉え方がしっかりとしていていい感じです。


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