2012年11月17日

ワルター・ゲール、チャイコフスキー/白鳥の湖、眠りの森の美女

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(27)
バレエのステージ、ダンサーを天井より俯瞰して捉えた粋なモノクロ写真。

チャイコフスキー/バレエ組曲「白鳥の湖」
チャイコフスキー/バレエ組曲「眠りの森の美女」
 ワルター・ゲール指揮ローマ歌劇場管弦楽団

PB032238
PB032238 posted by (C)fronte360

中古レコード店で見つけることのできるコンサートホール盤の中では最右翼、
よく見かけるレコードです。 それだけ売れた、ということでしょう。

指揮しているワルター・ゲール、ジャケットに以下の記載があります。
指揮者のワルター・ゲールは1903年にベルリンに生まれ、シェーンベルクに師事して、ドイツ各地のオーケストラの指揮者をつとめた後、永くイギリスに暮して指揮者、作曲家、音楽学者として活躍しました。

また wiki では以下のように書かれています。
ワルター・ゲールもしくはワルター・ゲーア(Walter Goehr, 1903年5月28日 ベルリン - 1960年12月4日 英国シェフィールド)は、ドイツ出身のユダヤ系作曲家。(中略)指揮者としては、協奏曲における伴奏指揮者として知られたほか、ロシア音楽を中心に国民楽派的な作品を得意とした。また、ラヴェルに先駆けて《展覧会の絵》のオーケストレーションを試みた一人としても知られている。

引用が長くなりましたが、ベテランらしく聴かせ上手な演奏だと思います。
特に「白鳥の湖」ではソロ楽器を浮かび上がらるなど聴いていて楽しく、
楽譜にも手を入れているのでしょうか、けっこう面白く聴くことができます。

通販で入門用ライブラリを提供するシリーズとしては良い出来と思います。
しかし録音がイマイチなのが玉に瑕。

フル・ステレオですが、左右が切り離されたような初期ステレオ録音みたい。
奥行きもあまりなく、ヘッドホンで聴くと帯域の上下が切られた薄い響き。
当時のステレオ装置に近い当方のサブ・システムのスピーカからは、
それなりの響きが出るので救われています。

posted by fronte360 at 05:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 12-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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