ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(26)
庭園でしょうか、小さな滝が連なっている綺麗なカラー写真です。
シューベルト/即興曲 作品90 第1〜4番
シューベルト/楽興の時 作品94 第1〜6番
フリードリッヒ・グルダ(p)
PB032237 posted by (C)fronte360
1930年ウィーン生まれのグルダ、同じくウィーンで生涯を送ったシューベルト、
そのシューベルトの即興曲集、楽興の時を弾いたこのレコードですが、
グルダの死後、EMIより最後の録音として発売されたCDと同じ演奏とのこと。
グルダは晩年プロダクション会社を設立、セルフ・プロデュースでCDを製作し、
オーストリアのショップでしか販売していなかったものを東芝EMIが権利を獲得、
2001年5月16日に日本で青いジャケットにて売されたCDに収録されているのは、
コンサートホールの音源であったようです。
もとよりピアノ曲については不案内で、演奏の良し悪しを云々できませんが、
とても真摯に曲と対峙しているであろうことは、なんとなくですが、
判るような感じ。
今回のために何度も繰り返し聴いていますけれど、飽きのこない演奏であり、
聴けば聴くほどに自然と身体に染み入ってくるようです。
録音はシンクロ・ステレオ。 ダイナミックレンジや奥行きもきちんと取れて、
コンサートホール盤としては上質な録音の部類に入ります。
2012年11月15日
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