2012年11月12日

ピエール・コロンボ、モーツァルト/レクイエム K.626

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(25)
シックな深緑色の文字のみのデザイン、コンサートホール盤では珍しい意匠。

モーツァルト/レクイエム K.626
 ヒーザー・ハーパー(S)、ルート・ヘッセ(A)
 トーマス・ペイジ(T)、キート・エンゲン(S)
  ピエール・コロンボ指揮 ウィーン・オペラ座管弦楽団、ウィーン室内合唱団

PA272229
PA272229 posted by (C)fronte360

ピエール・コロンボ、ネット検索で調べてみました。
1914年スイス生れ、バーゼル音楽院で学び、ヘルマン・シェルヘンに師事。
スイス・ロマンド管弦楽団ではアンセルメの助手もしていたとのこと。
1950年代には自身の合唱団シャンド・ジュネーブを設立しているそうです。

さてこのレクイエムの演奏ですが、なかなかに感動的であります。
直裁的な表現でぐいぐいと曲を推進させてゆきますが、経歴にもあるとおり、
コロンボの指揮のもと合唱団を見事にコントール、熱演を聴かせてくれます。
オーケストラも明るめの音色でなかなかの熱演です。

レコード盤のB面、いわゆるジェスマイヤーによる部分さえも手綱を緩めず、
堂々たる演奏となっていて、聴き応え充分。
このような熱演にははなかなかお目(耳)にかかれないと思います。
ベームがウィーン響を振った1956年の録音に近いかもしれません。
(再聴しておらず、なんとなくの印象ですけれど)

独唱陣も好調で粒が揃っていますがソプラノのハーパーが頭一つ抜けている?
ベネディクトゥスを聴いていると、ソロの皆さん熱い声で甲乙つけがたい感じ。

しっかりとしたステレオ録音。 ややダンゴ状態っぽい感じもしますけど、
コンサートホール・ソサエティ盤としては良いのではないでしょうか。
posted by fronte360 at 05:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 12-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック