2012年11月08日

リリー・クラウス、ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(23)
モノクロ写真で黒バックでの馬の彫刻にBEETHOVENの文字が金字、シックです。

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37
ベートーヴェン/ロンド 変ホ長調(ピアノと管弦楽のための)-*
 リリー・クラウス(p)
  ジャンフランコ・リヴォリ指揮 アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団
  ヴィクトル・デサルツァンス指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 -*

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PA272133 posted by (C)fronte360

リリー・クラウスの硬質なタッチで奏でられたベートーヴェンの第3番、
第1楽章のカデンツァや、第2楽章で彼女らしさが味わえるでしょうか。
第3楽章もスタッカート気味に駆けるリリーが魅力的ではありますが、
ややせわしない感じかしら。

オーケストラは奮闘していると思いますが、やや几帳面な感じ、
丁寧につけているけれど、もう少し情感あってもいいかな、と思います。
なお「アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団」と書かれていますが、
ジャケット写真では Amsterdam Philharmonic Society Orchestra 表記。

ロンド 変ホ長調、ピアノ協奏曲第2番の終楽章として書かれたロンドらしく、
お蔵入りさせたのをベートーヴェンの死後、弟子のチェルニーが完成させた、
そんな曲であると解説に書かれています(解説・大宮真琴)。

初期ベートーヴェンらしい愛らしさのある中間部というのでしょうか、
優しい表情のリリーの演奏とも合っていて、佳演であると思います。

録音は、ステレオ録音盤も存在しますが、手元のはモノラル盤。
強音になると歪みっぽくなるようで、コンサートホール盤らしい録音、
そう言って良いかもしれません。

posted by fronte360 at 05:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 12-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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