2012年11月04日

ロリン・マゼール、マーラー/交響曲第4番

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会。
寓意画でしょうか、マーラーの角笛交響曲にふさわしいジャケットです。

マーラー/交響曲第4番 ト長調
 ヒーザー・ハーパー(S)
  ロリン・マゼール指揮 ベルリン放送交響楽団

PA272132
PA272132 posted by (C)fronte360

若かりしロリン・マゼールが指揮するマーラーの交響曲第4番、
通販で入門用ライブラリを提供するコンサートホール・ソサエティにて、
これを初めて見つけた時には、驚きました。
そして、針を下ろしてみて、演奏も素晴らしいのに2度驚きました。

オーケストラを雄弁に歌わせていて、ホルンやフルートの牧歌的な歌も魅力、
ボリューム感のある演奏がパワフルでもあり、ロマンティックでもあります。

バトンテクニックに任せてオーケストラをぐいぐいと引っ張るのではなく、
内声部もしっかりと歌い、主旋律と副旋律との会話・対比なども納得できて、
オーケストラから共感を持って演奏されていると感じます。
指揮者とオーケストラでマーラーの音楽を造り上げている、そんな感じ。
好きな演奏です。

ヒーザー・ハーパー(Heather Harper)、ヘザ・ハーパーが一般的でしょうか、
北アイルランド・ベルファスト出身のソプラノ歌手。
第4楽章のソロをしっかりと歌っていてなかなか良いと思いますけれど、
もう少し柔らかさがあったら、そんな感じでしょうか。 悪くありませんが。

録音が素晴らしくて、やや平板ながら奥行きも捉えられていますし、
内声部もくっきりと浮かび上がってきて、録音に関する不満もありません。
「ノイマン SX-68 カッター・ヘッド使用」 1970年前後の録音でしょうか。

posted by fronte360 at 07:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 12-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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