2012年11月02日

フリードリッヒ・グルダ、モーツァルト/ピアノ協奏曲第21・27番

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会。
青空のもとで咲く黄色いクロッカスでしょうか、鮮やかな写真。

モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
モーツァルト/ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
 フリードリッヒ・グルダ(p)
  ハンス・スワロフスキー指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団

PA262131
PA262131 posted by (C)fronte360

調べてみると、1963年6月6日録音とのこと。 グルダ32歳頃の録音です。
後年アバド/ウィーンフィルやアーノンクール/ACOとも録音していますが、
ここでのモーツァルトの協奏曲はとても変わった演奏をしています。

オーケストラによる呈示部より、ピアノが通奏低音部分を弾き始めて、
そしてピアノが登場したあと、カデンツァを弾いているのに驚かされます。
装飾音を付けるなどアドリブ的な要素が満載、終始ピアノの音がする演奏です。

モーツァルトが生前、予約演奏会で新作を披露していたであろう時、
モーツァルトがこの演奏と同様、終始ピアノを弾きながら指揮をしていた、
そのように聞いたこともあります。
また誰の演奏か忘れましたが、こんな演奏をテレビで見たこともあります。

さて、ここでのグルダ、とても楽しそうに演奏しているようで、
特に第21番がハジけている感じ、新しいモーツァルトを聴くみたい。
第27番のカデンツァは、モーツァルトのものに多少手を入れている程度で、
さほど違和感は感じません(でもフレーズの最後に遊んだりしていますけれど)。

通販で入門用ライブラリを提供するものとしては、かなりの異色盤でしょう。

録音年代は上質なステレオ録音で「ノイマン SX-74 カッター・ヘッド使用」。
キレはありますが、音がややダンゴのようにどの楽器も前に出てくるようで、
あまり奥行きが感じられない? これは当サブシステムの問題かもしれません。
posted by fronte360 at 05:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 12-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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