まだ夏の名残を感じさせる昼下がり、この夏の高知にて捕獲したレコードより、
この所、愛聴しているレコードを聴きながら、命の洗濯をしています。

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《W・ローズ ザ・ロイヤル・コンソート》
2つのヴァイオリン,2つのヴィオラ・ダ・ガンバとテオルボのための組曲
第2番ニ短調
ヴァイオリン,ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンのためのソナタ第8番ニ長調カウンター・テノールとリュートのための6つの歌曲
ヴァイオリン,ヴィオラ・ダ・ガンバ,テオルボとハープのためのコンソート
第10番ト短調
R.ヤコブ(カウンターT)、S.クイケン(バロックvn)、L.v.ダール(バロックvn)、
W.クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、佐藤豊彦(リュート)、E.ヴィッセンブルク(hp)、
グスタフ・レオンハルト指揮・オルガン
ウィリアム・ローズは、イギリスの作曲家で初期バロックの時代、
世界史を勉強された方ならご存知のクロムウェルによる清教徒革命(1649年)、
この戦いに国王軍として加わって1645年に亡くなっています。
J.S.バッハが生まれたのが1685年なので、一世代前の作曲家でしょうか。
清教徒革命で処刑されたチャールズ1世の宮廷音楽家として最も尊敬され、
国王とは即位前より親交があったのではないか、と解説には書かれています。
自由闊達な感じのする室内楽ですね。
跳躍や不協和音と思われるものも大胆に取り入れられているようですね。
ともすると同じ旋律線の繰り返しで聴き飽きてしまったりもするのですが、
郷愁を感じさせる旋律、豊かな和音と展開の面白さに惹き込まれています。
クラシック音楽は奥が深いですね。
それに解説を読むと、世界史の勉強にもなりますわ。
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