すっかり室内楽の比重が大きくなっているこの頃です。
シューベルトのアルペジョーネ・ソナタ
アルペジョーネというのは今では廃れて無くなった楽器の名前。
ウィーンの楽器製作者が作ったもので、チェロの大きさでギターのような胴体、
6弦あって指板には24のフレットが付いて、弓で弾く楽器だったようです。
シューベルトはおそらくこの楽器の教則本を書いたシェスターより委嘱され
このソナタを書いたようで、この楽器の唯一のソナタらしいですが、
幻の楽器であるため、おもにチェロで演奏されています。
ムスティスラフ・ロストポーヴィッチとベンジャミン・ブリテン
このチェロの巨匠と20世紀を代表する作曲家のピアノによる演奏

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遅いテンポながらよく歌うロストロポーヴィッチのチェロがとても魅力的で、
シューベルトの歌の世界を、憧憬を持って詩情豊かに演奏して、感嘆。
聴き手の心に静かに訴えかけてくる演奏ですね。
このレコードは、今は無き数寄屋橋ハンターにて 500円で捕獲したもので、
シールが残ってます。 出張帰りに寄り道して捕獲したものです。
なおダブルジャケットのこのレコード
石井宏さんと三浦淳史さんによる詳細な解説に加え、スコアが付いています。

P8191573 posted by (C)fronte360
当然のことながらスコアは読めませんので宝の持ち腐れですが・・・
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