2012年08月19日

シューベルト/アルペジョーネ・ソナタ

若いころは「室内楽は老後の楽しみ」などと嘯いてましたが、
すっかり室内楽の比重が大きくなっているこの頃です。

シューベルトのアルペジョーネ・ソナタ
アルペジョーネというのは今では廃れて無くなった楽器の名前。
ウィーンの楽器製作者が作ったもので、チェロの大きさでギターのような胴体、
6弦あって指板には24のフレットが付いて、弓で弾く楽器だったようです。

シューベルトはおそらくこの楽器の教則本を書いたシェスターより委嘱され
このソナタを書いたようで、この楽器の唯一のソナタらしいですが、
幻の楽器であるため、おもにチェロで演奏されています。

ムスティスラフ・ロストポーヴィッチとベンジャミン・ブリテン
このチェロの巨匠と20世紀を代表する作曲家のピアノによる演奏

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P8191572 posted by (C)fronte360

遅いテンポながらよく歌うロストロポーヴィッチのチェロがとても魅力的で、
シューベルトの歌の世界を、憧憬を持って詩情豊かに演奏して、感嘆。
聴き手の心に静かに訴えかけてくる演奏ですね。

このレコードは、今は無き数寄屋橋ハンターにて 500円で捕獲したもので、
シールが残ってます。 出張帰りに寄り道して捕獲したものです。

なおダブルジャケットのこのレコード
石井宏さんと三浦淳史さんによる詳細な解説に加え、スコアが付いています。

P8191573
P8191573 posted by (C)fronte360

当然のことながらスコアは読めませんので宝の持ち腐れですが・・・

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posted by fronte360 at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 12-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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