年末、レコファン渋谷BEAM店より救出したファブリ世界名曲集より
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●ピアノ協奏曲 第2番
フェリーシア・ブルメンタール(p)
ミヒャエル・ギーレン指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ブルメンタールの演奏なので捕獲したレコードですが、これはいいです。
グリーグの時のような乗り切れない感じはあまりしませんし、迫力あります。
そして何より伴奏がいいです。 ストイックな感じです。
若きミヒャエル・ギーレンの鋭さ、それが満ちているせいでしょうか、
ブルメンタールの演奏もまた相当に気合入っているようにも思えてきます。
本文「世紀末ロシアの響き」も、黒田恭一氏の明快な文章。
すっと入ってくる感じ、理解しやすいのが、何よりいいですね。
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2012年01月29日
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ミヒャエル・ギーレン!。そうですね、遠い昔、初めてハンブルグの州立歌劇場へ行った時、カルメンを指揮していましたっけ。聴衆の歓声にこちらをちょっと向いて挨拶していたあのシーン、もう10年前です。帰国してからまだ元気だった家内に話していたあの頃、ホントに懐かしいです。この人は意外にレパートリーが広く、ブルックナーでも優れた演奏を繰り広げていますね。
ブルメンタールという人は、実は初耳なんですが、知られた人なんですか?
ギーレンは作曲家らしく、勢いとかノリではなく、分析的で理知的な音楽が面白いですよね。 特に大編成のオケ曲で真価を発揮するように思います。
ブルメンタールは、どちらかというと雰囲気で聴かせるタイプではないかと思います。
ポーランド出身で、戦火を逃れるためにブラジルに移住して国籍を取得していて、当方はまだ聴いたことありませんが、南米の現代音楽の紹介も積極的にされていたようですね。
当方は、1993年に徳間ジャパンより復刻されたトリオ・レコードのシリーズによるモーツァルトのピアノ協奏曲からのお付き合いになります。
ジャケット写真は、藤田嗣治によるものだそうです。
http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/LOVELOG_IMG/tkcz79232.jpg