振り返ると伊勢屋質店の蔵、樋口一葉が通ったそのままに残っています。

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よく通ったからでしょう、一葉へのお香典に「金壱円伊勢屋」とあるそうです。
そして菊坂上道から下道へと下り、更に奥まったところにあるのが、この井戸

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樋口一葉が使ったであろう、路地の奥にある井戸です。
一葉、十八歳、父の死後は母妹の戸主として、着物の洗い張りや針仕事をし、
この井戸も使っていたことと思われます。

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このあたりは関東大震災の火災や第二次大戦の戦災にも遭わなかったので、
明治の風情がいまだ残っているところです。
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