白山通りを南下します(正確には、手前の商店街を歩いて白山通りに合流し)、

IMGP5707 posted by (C)fronte360
紳士服量販店の隅に・・・ 判りますかね、石碑があります。

IMGP5706 posted by (C)fronte360
ここは、樋口一葉終焉の地。
守喜という、うなぎ屋の離れ、六畳二間と四畳半の三間であったようです。
右の石碑は、樋口一葉こと樋口夏子の日記より、筆跡を写したものだそうです。

IMGP5708 posted by (C)fronte360
花ははやく咲て散かた
ははやかりけり あやにくに
雨風のみつづきたるに
かぢ町の方都合ならず
からくして十五円持
参いよいよ転居のこと定まる
家は本郷の丸山福山町とて
阿部邸の山にそひてささやかなる池
の上にたてあるがありけり
守喜といいうなぎや
のはなれ座敷なりとて
さのみ古くもあらず 家
賃は三円也、たかけれ
どもこことさだむ
店をうりて引移るほど
のくだくだ敷おもひ出すも
わづらはしく心うき事
多ければ得かかぬ也
五月一日、小雨成しかど
転居、手伝は伊三郎
を呼ぶ
と、書かれた碑文のあるところから、ちょっと目を転じると・・・

IMGP5709 posted by (C)fronte360
東京ドームシティ、道の向こうに見えます。
.
【関連する記事】