「ブラームス・イン・小樽」とタイトルされたCD
2004年5月20-21日、小樽市民センター・マリンホールで収録された
清水まゆみ(vn)、廻由美子(p)のコンビによるブラームスのヴァイオリンソナタ
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たっぷりとした響きながらシャープな演奏はドラマティックです。
深々としてつややかで美しい清水さんのヴァイオリン、
しっかりとして熱い想いの感じられる廻由美子さんのピアノも巧いなぁ。
室内楽は老後の楽しみ、と20〜30歳のころに言い放ってましたけれど、
室内楽が楽しめる年齢になってしまいました。
とくに第1番「雨の歌」がお気に入りです。
冒頭よりうねるような旋律が高揚して、色々な想いが渦巻いてゆきます。
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2011年05月21日
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朝方から降り続いていた雨は、小止みになったのでしょうか・・。
「雨の歌」のソナタ、私も好きです。これからの季節にいいですね。
ガイリンガーによるブラームスの伝記を読むと、「抑制された甘美さと、涙をとうして微笑みかけるような悩ましい優しさ」と評されていますが、まさしくその通りだと思います。この曲や明るい旋律美に溢れた次の第2番のソナタを聴いていると、ブラームスは実は稀代のメロディメーカーではないかという気すらしてきます。
個人的には、ブラームスは最も気質的に合う作曲家なので、室内楽作品をはじめとしていずれの作品も好んで聴いておりますが、意外に知られていない?ジャンルでは合唱曲などにも佳品がありますね。作品42や作品62の合唱曲など、正にメロディメーカーを証明する作品だと思うのですが・・・。
室内楽、書いていますように老後の楽しみ、としていただけに未開拓の分野であります。
またブラームス、オーケストラ曲からして室内楽の延長みたいで緻密に書かれていて、交響曲と協奏曲くらいしか、じつは馴染みがなかったりしますが・・・ 高知に出張していた4年ほど前に高知の方より頂いたのが、このCDです。 それ以来この曲が好きになっていたりします。 奥の深いクラシック音楽の世界、室内楽や器楽曲、そして合唱曲など、まだまだ楽しめそうな気がしています。
昨日も図書館でブラームスのピアノ四重奏曲第1番のCDを借りてきました。
アルゲリッチ、クレーメル、マイスキー、バシュメット・・・錚々たるメンバーで、少々圧倒され気味ですけれどね。 とにかく曲を覚えるところからスタートです。