昨夜呑み過ぎたせいか、風邪もまだ残っているせいか、少々頭痛があります。
テレビを消して、ステレオに灯を入れて音楽を聴いていましたけれど、
思い立って、レコード・プレーヤーのアームを交換しました。
IMGP4284 posted by (C)fronte360
オーディオテクニカの AT-1100 ストレートアームの軽量タイプ。
カートリッジも同じくオーディオテクニカの AT-F3U に換装してみました。
MC型の普及品ですね。
純正アームはユニヴァーサル・シェルが使えたのでカートリッジ交換が便利で、
音楽に合わせ、カートリッジを交換して音を変える楽しみもありましたけれど、
そこまでして聴くこともあまりなかったし、しばらくコレで楽しみましょう。
IMGP4278 posted by (C)fronte360
そして今、楽しんでいるのは、
セルが手兵クリーヴランド管弦楽団を振ったマーラーの交響曲第4番。
1965年10月1,2日録音です。
1970年に鬼籍に入られたセルにとっては晩年の録音になります。
かつては冷徹な演奏とも言われたセル/クリーヴランドの演奏ですけれど、
このマーラーは、緻密でバランスの良さはそのままに、
透明度の高い演奏のなかにそこはかとなく漂うロマンの香がします。
硬い音が多いEPIC録音ながらここではとても柔らかな響きで録音されていて
なかでもゆったりと綴られてゆく第3楽章の自然な流れも素晴らしいですね。
終楽章のジュディス・ラスキンのソプラノもまた柔らかで美しい声です。
ただ個人的にこの曲はもうちょっと透明感の高いのが好みなのですけれど。
とにかく、アームとカートリッジを交換して見晴らしが良くなった・・・
そう思っておきましょう。
そんなたいしたシステムではありませんしね。
久しぶりに聴いたセルのマーラーの第4番、隠れた名盤の印象はそのままです。
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2011年04月24日
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