2011年01月30日

イングリッド・ヘブラー、モーツァルト/ソナタ第15番

日曜朝というのに4時半に目覚めてしまったので(いつも通りですけれど)
ステレオのヴォリュームを下げ、モーツァルトのピアノ曲を鑑賞中。

IMGP3594
IMGP3594 posted by (C)fronte360

幻想曲 ハ短調 K475
ソナタ第14番 ハ短調 K457
ソナタ第15番 ハ長調 K545

モーツァルト晩年の作品、イングリッド・ヘブラーさんによる磨かれた旋律、
優しい音色、絞り込まれたステレオのヴォリュームでも十分に感じられます。

とくに窮乏していた最晩年に書かれた小さなソナタ第15番
平明で簡素、憂いを感じさせない音楽ですが、
これをとてもチャーミングかつしっとりと演奏していて心が和みます。

1926年生まれのイングリッド・ヘブラーさん、
ネット検索しても日本語のwikiには掲載されていないのですね。
自分がクラシック音楽を聴き始めた頃、モーツァルト弾きとして有名でしたが、
今では忘れられた存在なのでしょうか。

刺激的、もしくはエンターテーメント性が求められる時代ですから、
彼女のように、安定的で自然に流れる音楽は忘れられてゆくのでしょうか・・・

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posted by fronte360 at 06:16| Comment(6) | TrackBack(0) | 11〜12-LP/CD/DVD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
イングリット・ヘブラー、良いですね。
派手な演奏ではないですけれど、このような心温まるスタイルというのもすごく少なくなってきましたね。
大学の頃、東京へ行って初めてのNHKホールでリリー・クラウスを聞いて感動し、関西へ帰ってきてすぐに西宮市民会館でヘブラーを聞くという贅沢な一週間があったのを思い出しました。
Posted by 我太呂 at 2011年01月30日 10:03
安田さん

 この人は、イングリッド・ヘブラーと書かれたり、イングリット・ヘブラーと書かれたり、いろいろですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%BC

Wikiでは上のURLにありました。リリー・クラウスが載っていて、イングリット・ヘブラーが載ってなかったら、絶対に可怪しいですよね!

 この二人は、モーツァルトのピアノ曲を世界に知らせるうえで、クララ・ハスキルと共に非常に大きな役割を果たしてきた女流ピアニストですね。
Posted by 安倍禮爾 at 2011年01月30日 13:29
我太呂さん、コメントありがとうございます。

年初のトタバタが過ぎたと思ったら、月曜より決算処理で、土日は帰省しますが法事でつぶれて・・・頂いている演奏会予定、なかなか活用できそうにありません(すみません)。

それにしても、リリー・クラウスとヘブラーさんを聴けたとは、羨ましいかぎりです。

Posted by 安田裕隆 at 2011年01月30日 17:30
安倍禮爾さん、ご指摘ありがとうございます。

なるほど、イングリッ「ト」・ヘブラーだったのですね。
そのヘブラーさん、クラシック音楽を聴き始めた頃より薫陶を受けてきた一人ですので、とても思い入れがあります。

ヘブラーさん、シューベルトの演奏も素敵ですよね。
Posted by 安田裕隆 at 2011年01月30日 17:40
安田さん、こんばんは。与太です。

懐かしい盤ですね。同じシリーズでモーツァルトのピアノ協奏曲第25・26・27盤が収められている盤を持っています。近いうちに自分のブログでも取り上げようと思っていました。
彼女のバッハ;フランス組曲も穏やかな弾きぶりで近年の愛聴盤のひとつです。
彼女の路線を引き継いでいるピアニストは現在いるのでしょうかね?



Posted by マエストロ・与太 at 2011年02月02日 00:53
マエストロ・与太 さん、コメントありがとうございまs。

一足お先に失礼したようで、すみません。

でも、それだけヘブラーさんは、同年代にとっては懐かしいとうよりも・・・ 今もまだ心のなかに息づいているピアニストであるように思いますね。




Posted by 安田裕隆 at 2011年02月03日 21:13
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