今から10年程前、英国や米国より個人輸入でCDを買っていましたが、
その頃、米国バークシャー・アウトレットより、$2.99で捕獲したレコードです。

IMGP3521 posted by (C)fronte360
サー・ジョン・バルビローリが主兵ハレ管を振って録音したもので、
カタログおよびレコードのレーベル面には「MONO」と書かれていますが、
れっきとしたステレオ録音ですね。
曲の構成から、テイチクの1,000円盤として出ていた
「美しく青きドナウ/ヨハン・シュトラウス名曲集」(UDL3078)と同じかな。
さて、演奏は1956年頃の録音なので、少々音は少々痩せ気味で、
バルビローリにしては、やや直裁的な感じがしないでもありませんが、
B面1曲目の「こうもり」序曲は、さすがに面白い演奏となっていますね。
緩急自在、かつ独特なフレージングでリズムが伸び伸びになったりもしますし、
いきなり加速して、ぶっ飛ばしたりも。 極めつけは、エンディングでしょう。
通常のダダダって終わったあとに、跳ね上がって、伸ばして、ハイお仕舞い!!
そんな感じ(?)のオマケが付いていたりします。
ヨハン・シュトラウスを楽しむというよりも、
サー・ジョン・バルビローリを楽しむ、そんな感じのレコードです。
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