このCDもこの帰省時に録音してきました。
日本コロムビアより20年ほど前、1300円盤シリーズとして出ていたもの。
1972年録音によるノイマン最初の全集より
ドヴォルザーク/交響曲第8番「イギリス」
ヴァーツラフ・ノイマン指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
今でもクレストのシリーズで捕獲可能です → ココ
チェコフィル特有のヴィオラなどの中音域の弦楽器の響きが豊かで、
艶のある低音金管楽器の響きなど、安心して曲に身をゆだねらる演奏ですね。
PCMデジタル録音による1982年録音はアナログのレコードで持っていて、
(ちょっと矛盾してますかね)更に細部に磨きをかけた演奏という印象ですが、
こちらは抑揚に富んでいる感じでしょうか。
でも、ともに単なるお国ものとは一線を画したスマートさを感じさせるのは
ノイマンの腕の確かなところでしょう。 スタンダードな名演奏と思います。
さて今日で年初の一週間が終わり。
3日に指定席の通路にまで立つ人とともに東京に移動してきて
4日から深夜残業で午前様帰宅と、お正月気分はすっかりありませんが
今日一日乗り切りましょう。 明日からの3連休を楽しみにして、ね。
では行ってきます。
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2011年01月07日
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「チェコフィル特有のヴィオラなどの中音域の弦楽器の響きが豊かで」
そうなんですよね。日本のオケは、なかなかあれが出せないんですね。昔、ミュンヘンでホルスト・シュタイン指揮バンベルグ交響楽団の演奏でブルックナーのロマンティックを聴いたとき、中低音域の弦楽器の、あまりの充実さにひっくり返りそうになったのを思い出します。それにしてもチェコフィルというのは、物凄く上手いですからね。
月次決算処理、単身赴任仲間との新年会も終えて、ようやく落ち着き、部屋でゆっくりと音楽も聴けるようになりました。
さて、ノイマン/チェコフィルは、現役時代あまり良く言われていなかったように記憶しています。 アンチェルやターリッヒ時代のほうが巧かったとか、チェコフィルの響きが変わった(悪くなった)とか、神経質とか官僚的とか・・・
でも今こうして聴き返してみると、やはり巧いし、独特な音色も健在であるように思います。 ノイマン後のチェコフィルは、あまりパッとしない印象もまたそう思わせているのかもしれませんが。