でもアンプに火を入れ、黒い円盤のレコードを聴くほどには余裕もなくって、
今日は東京大学より帰ったあと、部屋掃除、アイロン掛けなどのあと
リラックス・タイムとし、レコード鑑賞としました。

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先週の帰省時に持ってきた、エラート1000シリーズより
マリー・クレール・アランのオルガンによるブクステフーデの名曲集。
名曲集といっても、ブクステフーデっていったい誰、状態でしょうけれど、
かの、J.S.バッハがブクステフーデのオルガン演奏を聴くために
リューベックに赴き、休暇を無断延長して3ヶ月間指導を受けたそうです。
簡潔でかつ主情的で力強いオルガンの調べ。
まだ十分に洗練されていないところが、琴線に訴えかけるようであります。
パイプ・オルガンの響き、我が安物かつ古物アナログ・オーディオ装置でも、
デジタル・オーディオの鮮明さでは出せない類の温もりも感じるようです。
時折り入る バチッ!! ・・そんなスクラッチ・ノイズも含めて。
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この盤、私も持っています。高校2年の頃買いました。
なぜこんな地味な盤を買ったのか定かではありません。
70年代初頭のバロック音楽ブームで、ブクステフーデの
名前だけは知っていたのでしょうね。
久々に棚から取り出してみたら、随分と分厚い盤質で
驚きました。
この盤を持っておられるとは、びっくりしました。
当方は、成人になって中古レコードで求めたもので、大阪のザ・シンフォニーホールでのパイプ・オルガンのコンサートで、ブクステフーデやスヴェーリンクを知ったのでした。
スヴェーリンクのレコード、これはハルモニア・ムンディのものですが、持ってきていたりします。 これも中古で求めたものです。
中古レコード、おっしゃるとおり、古いものは厚くて重いのですね。 マニアのは、いわゆる初期盤と呼ばれる1950年代頃の、分厚くて重いレコード。 しかもレコード盤の淵が盛り上がっていないフラット盤が珍重されるようですね。 当方は、単に「安い」という理由で捕獲していますけれど・・・
また渋谷のレコファンに、レコード盤の救出に行きたくなりました。
私の棚もほとんどが中古盤です。
2003〜2007年頃、毎週のように大阪出張がありました。ほとんど日帰りでしたが、ときどき泊りのこともあり、そのときは大体梅田に宿を取って、仕事を終えたあとの夕方は、梅田界隈の中古レコード店を覗いていました。名曲堂阪急東通り店には度々足を運び、箱買いして宅配便で送ってもらったものです(^^;今は仕事が変わって出張もなくなりました。
都内では、以前秋葉原のレコファンにクラシックが随分ありました。今はもうないでしょうね。渋谷も久しく行ってません。
当方は、逆に単身赴任する前には東京出張が多くあって、日帰りであっても、夜20時過ぎの新幹線を予約して、古くは数寄屋橋ハンター、後年は御茶ノ水ディスクユニオン、レコファン渋谷BEAM店に足しげく通ったものでした。
なかでも渋谷は若者の町で行き難いのですが、レコファン渋谷BEAM店の100円の投売りコーナーは、まるでゴミ捨て場の雰囲気があって、宝探し状態!! けっこう気に入っていたりします。
http://www.recofan.co.jp/map/beam.html
都内に出られた際には覗いてみてはいかがでしょう。