「別宮」と書いて「べっく」と読みます。
別宮貞雄(べっくさだお)の交響曲第1番が最近ちょっとお気に入りで
今朝もこれを聴きながらブルーマンデーの出勤の友としました。
1961年に作曲された
いわゆる現代音楽なのですが
第1楽章の冒頭より
甘いメロディが流れて出てきますね。
ラフマニノフの交響曲の現代版・・・
そんな感じでしょうか。 ロマン主義音楽の延長線にあって聴きやすいです。
もちろん現代音楽なので、ちょっと込み入ってて、一筋縄ではいきませんが。
別宮さんは、作曲家としての理想像をベートーヴェンであるとしていて、
当時流行りの無調性で実験的な前衛音楽とは一線を画して(時には論破して)
調性があって、旋律のある音楽表現を求めているのだそうです。
第4楽章の疾走する音楽は、マリンバとオーケストラがとてもカッコイイな。
パリ音楽院へ留学されているので、フランス仕込みの色彩感覚でしょうか。
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2010年12月07日
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