昨朝もスウィトナー/N響のマーラー交響曲第4番で首をかしげましたが・・
会社帰りに聴いたルイサダによるピアノ六重奏版によるショパン、
ピアノ協奏曲第1番を聴いて、溜飲を下げました。
ジャン=マルク・ルイサダ(p)
ターリヒ弦楽四重奏団
ベンジャミン・ベルリオーズ(cb)
解説を読むと
R.ホフマン編曲であるようです。
かつてショパン存命の時代、
パリでこの曲の献呈者であるカルクブレンナーとバイヨー弦楽五四重奏団
彼らが演奏し、このとき楽譜は残されていないものの、
ライプツィヒのキストナー社より出版されたR.ホフマン編曲のこの楽譜は、
当時を参考にしている可能性が高いとのことです。
何はともあれショパンのピアノ協奏曲第1番、
柄にも似合わないと思いますが、けっこう好きな曲です。
いいメロディは全てピアノが持ってゆく、ショパンらしい曲ですけれども、
第2楽章、ピアノとファゴットがかけ合う場面、気にっていたりします。
このCDでは、チェロがファゴットの部分を受け持っていて、
これもなかなか良かったですね。
全体的にはフル・オーケストラの重厚さも感じさせる意図でしょうか
ロマン派っぽく、熱く叙情的な面が感じられる演奏ではないかしら・・・
個人的には、もう少しリリックでも良かったのではないか、
と思いつつ聴きましたが、悪い感じがしなかったことは間違いないですね。
第3楽章も弦合奏とピアノがうまく掛け合い、シンプルながら面白く聴けて
オーケストラ版よりも、ぐぐっと心にくる感じもしました。
個人ではなかなか買えないCDも
こうやって小石川図書館で借りれることは嬉しいですね。
首をかしげるCDを買わなくても良かった、ということもありますけども・・・
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2010年11月11日
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