通勤時に聴いている愛用のメモリ・プレーヤにはシューマンの交響曲全集が、
7種類も入っていることに今更ながら気付き、自分でも呆れております。
しかし、その中でもクーベリック/BPOのと最右翼に並び立つのが
フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

正々堂々たる重厚な演奏ではあるのですが
美音ではないけれども一音一音が磨かれていて
まさに底光りのするような演奏です。
このところ、第4番を聴いていると、
1841年版のメロディが脳裏をよぎって、演奏を邪魔してまうことも多くありますが、
この演奏ではどっぷりとコンヴィチュニーの世界にはまり込んでいました。
ゆるぎのない演奏ですね。
聴いていると気分もどんどんと高揚してゆくのが分かります。
重い・暗いという評も見かけますが、表面しか聴いていないのだと思いますね。
響きは重くとも、活き活きとした躍動感があり、素晴らしい演奏です。
なお、いまメモリ・プレーヤに入っている7種のシューマンの交響曲全集とは
フランツ・コンヴィチュニー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
ラファエル・クーベリック/ベルリン・フィル
アルミン・ジョルダン/スイス・ロマンド管
クルト・マズア/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
エリアフ・インバル/ニュー・フィルハーモニア管
レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
レナード・バーンスタイン/ウィーン・フィル
世評では、バーンスタイン/ウィーン・フィルの人気が高いようですけれども・・
個人的には苦手な演奏だったりして、ニューヨーク・フィルの方が好きだな。
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