夏の疲れが出てきているのか、寒くなってきたからかでしょうか
イマイチ体調ピリっとしない状況が続いていますが・・・
今朝の通勤時、久しぶりに聴いたメンデルスゾーンの交響曲第1番に感動。
帰省時に持ってきたCDです。
クルト・マズア指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
メンデルスゾーンの交響曲第1番
メンデルスゾーン、15歳の時の作品ですけれど
ここに至る前、12曲の弦楽のための交響曲を書いていて
これも13番目として着手されたそうです。 若書きとは思えないですね。
なんでも出版社が、弦楽のための交響曲では売れない、と考えたようで、
フル・オーケストラの作品として交響曲第1番となったようですが、
第4楽章など、弦楽器の各声部が絡み合ってシンフォニックに響くさまなど
かなり聴き応えのある作品であることを再認識しました。
再認識といえば、マズアとゲヴァントハウス管弦楽団の演奏も素晴らしい。
何かと良い評価のないこのマズアだけれども、メンデルスゾーンは別ですね。
ゲヴァントハウス管弦楽団は世界最古のオーケストラの一つで、
メンデルスゾーンが指揮した楽団であることも関係しているかもしれませんが
この楽団特有のいぶし銀、そんな重厚な響きの音楽ではなく、響きの力感より、
ちょっと饒舌とも思えるほど、キビキビとした動き、それに魅了されます。
このコンビでのメンデルスゾーンの交響曲、バラで集めていたこともあり、
第3番は2枚も持ってますが、第5番を持っていないため全集にならず、
残念なところです。 第2番以降も好きな演奏なのですけどね・・
とにかく、第1番を久しぶりに耳にして、元気になりました。
もちろん第3番「スコットランド」も素晴らしいですが、
それはまた後ほど・・・
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2010年10月26日
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このコンビによる、メンデルスゾーンの第4番「イタリア」と第5番「宗教改革」のLPが手元にあります。79年にコロンビアから出ていたオイロディスク原版の廉価盤です。いま久々に針を落として聴いています。昔の印象では、もっと眠たい演奏だったかなと思ったら、どうしてどうして、テンポはややゆっくり目ながら、颯爽とした息吹を感じます。録音も左右の広がりのある良好なものです。このコンビの「スコットランド」も聴いてみたい。
マズアは、おっしゃるとおり芯のない眠い演奏というイメージなのですが、ことメンデルスゾーンの交響曲では 別人のように、聴き応えあります。
スコットランド交響曲もいい演奏だと思っています。
「ゆらこめ」でも、当方が薦めたことが垣間見えるくだりがあって、自分の耳も節穴ではなかったのだと一人悦に入っていたりします(下巻、304ページ)。
なお当方の拙文は以下にあったりします。
↓
http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/cd/wpcs21012.htm