1984年6月22日、中野サンプラザでのライヴ録音。
ベスト・アルバムの無かった(今は知りませんが)秋本奈緒美さんのベスト盤、
そういっても良いでしょう。
Keybords、Drams、Bass、Guitar、そして Sax のシンプルな編成を従え、
ノリの良い歌が、これがいいですね。
18歳でのデビュー当時、
ジャズのスタンダード・ナンバーを歌ってて
えっ、これがジャズかって、話題になりました。
確かに、美貌というか、可愛らしさで
一躍オジさん達のアイドル的な存在でしたね。
歌は、お世辞にも上手いとは思いませんけれど・・・
当時、阿川泰子、真梨邑ケイ等の美人ジャスシンガーがもてはやされた時代、
当時、オジさんではなかったので、ふ〜んん・・ てな感じでした。
でもジャズというよりも、ジャズ・フレーバーを効かせたポップアルバム
そう割り切って聴くと、20歳を過ぎた3rdアルバムから面白くなりますよ。
その頂点が、このアルバムではないか、と思っています。
冒頭の「Lake Dimension」は、秋本さん自身による作詞で
抜いた声で、ジャズ・フレーバーもよく効い上々のスタートです。
そしてテクノ調での開始「TELEPATHY」「CAPRICORN WOMAN」と続きますが
オリジナル・アルバムでのテクノ調のアレンジよりも、
こちらのバンドによる演奏の方が好きです。
B面では「TRICKY」からメドレーで歌う「THE WAY YOU LOVE ME」など
堂々とした歌いっぷりが、風格すら感じさせて、いいですね。
また歌って欲しいものです。
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2010年10月25日
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