2010年10月24日

デムス、モーツァルト/ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」

朝から曇天で肌寒く感じるようになりましたね。

部屋の掃除をし、扇風機を片付けて、ホット・カーペットを敷きました。
まだ通電はしませんが、カーペットで落着いてしまって部屋でゴロゴロと・・

小石川図書館か、荒川区の荒川ふるさと文化館に行こうと思ってましたけれど、
ご近所で買物をして戻ってきて、部屋で落着くことにしました。

ブドウ・ジュース(世間ではワインと呼ぶ)を飲みながら、
アンプに火を入れて、黒い円盤のレコード鑑賞です。
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イエルク・デムスの弾き振り
コレギウム・アウレウム合奏団

モーツァルト
ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」

1970年、バイエルンのフッガー城糸杉の間での録音

今では当たり前のようになった、古楽器による演奏ですけれど、
解釈は、先鋭的なところにない、どちらかというと従来の延長線上でしょうか、
しかし、活き活きとした演奏が何より魅力的ですね。 そして何より美しい。

古楽器演奏では、解釈を優先するあまりに、先鋭的な演奏もありますよね。
当初は、それを有難がっていた時期もあることを白状しますが、
その時代の音や演奏を誰も聴いたことは無いのですから・・

今の自分にとって一番心地良いものが、やっぱりイチバンであると思います。

ということで、多感な年齢の時に馴染んだコレギウム・アウレウムの演奏
古楽器では、これが自分にとって、しっくりとくるのですわ。

そして何より演奏が美しいのが魅力。 心も晴れるようで、わくわくとします。
ブドウ・ジュース、おかわりやね。

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posted by fronte360 at 16:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、与太です。

当時、この団体の録音場所の『フッガー城糸杉の間』という言葉がとても印象的でした。いかにも響きのよさそうな名前で、実際のその通りでした。ピリオド楽器を使いながらも、演奏解釈は一時代前のスタイルも残していて、当時も今の安心して聴けます。ウィーン三羽烏と言われたメンバーのうち、10年前に他界したグルダ以外はまだ元気なんですよね。
Posted by マエストロ・与太 at 2010年10月25日 00:03
マエストロ・与太さん、コメントありがとうございます。

安心して聴いていられるのが、やはりイチバンですね。
ピィ〜とかキィ〜とか鳴る古楽器演奏が一時期多かったように思いますが、あれは一時嬉しかったこともありますが、やはり聴き続けるには困難ですよね。
モダン楽器を使ったピリオド奏法の演奏も多くなっていますが、とにかく、聴いて心を打つ、それがすべてですね。
馬齢を重ねてなんとなく分かってきたような気がします。
Posted by 安田裕隆 at 2010年10月25日 21:08
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