またもやシューベルトの初期交響曲
昨朝、ブラームスの交響曲第4番を聞き、秋を感じる出勤としましたが・・
185系電車の中、気分が沈んできたので、フレッシュな音楽にバトンタッチ。
ヘルベルト・ブロムシュテッド指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
シューベルトの交響曲第1番。
徳間シャルプラッテン20周年記念III
1994年当時、1,000円で買えるCDは貴重でした。
このシリーズで、シューベルトの初期交響曲からグレートまで全曲を揃え
聴き込み、彼の交響曲の全貌をなんとか俯瞰できるようになったつもりです。
だから、かなりバイアスがかかって聴いてしまうのですけど、
この第1番、思っていたほど軽いスマートな演奏ではないようですね。
後期にも繋がるような、恰幅の良さを感じました。
でも先日聴いたサヴァリッシュのとは違い、
トランペットの音も控えめにして全体の音量はグンと上げるけれども
力むように感じることは、皆無ですね。 素朴さ、なのかもしれません。
録音の関係でしょうか、なんとなく活舌が悪いと感じてもいたのですが、
何かを突出させたすることなく、深い息づかいからくるのかもしれません。
かなり強く演奏していても、刺激的な音は皆無。 これは素晴らしいですね。
また、もうちょっとこの全集を聴き進めてみようか、と思っています。
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2010年10月08日
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自分は最近ブラームスの第4番をよく聴いています。何というか、秋の物悲しい時期に聴くと、情緒があってよい感じがします。
シューベルトの初期の交響曲は気分転換にはちょうど良いですね。ブロムシュテットさんの演奏は、非常に興味があります。
ブラームスの交響曲第4番、当方も好きなのですが・・・朝から聴くと、ちょっとテンション下がってしまうので、途中リタイヤしたしだいです。
東京に戻ってくる新幹線の中では、ヴァント指揮ケルン放送交響楽団によるシューベルトの交響曲全集より第1〜4番まで聴いてきました。 これもまた面白い演奏でした。
でも基準は、ブロムシュテットさんのような気がしますね。