2010年10月04日

シャイー/ACO、シューマン/交響曲第2番

昨日の馬込文士村散策のお供は、本駒込図書館で借りたCDでした。

pocl1335.jpgまずは、シューマン/交響曲第2番

リッカルド・シャイー指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管

LGOとのマーラー版が出ているため旧録音

マーラー版の第2番・第4番は、小石川図書館より既に借りていて、
特に第2番、熱くてしかも歌心も失わず、めくるめく世界を感じさせて好き!!
と、このブログにも書きました。

だから、ACOとの録音も期待して聴き始めまたのですが、
ちょっと、いえ、ずいぶんと肩透かし・・・

当たり障りの無い表現、撫でているような演奏、うねりなど感じられず、
終始、頭の中で、こんなのかな、と疑問符がついてまわっていました。

第3番になると、リズム感も出て、終楽章など熱くもあって、
印象は挽回しましたけれど、大好きな第2番がこんなのでは・・・と、
でも、やはり納得いきません。

そこで、今朝はLGOとのマーラー版を聴き(やっぱり良い演奏ですね)
その直後、ACOとのこの録音を再聴しました。

耳に慣れたからでしょうか、昨日のような印象はずいぶんと減り、
かなり落ち着いて聴けたと思います。

要するに、曲へのアプローチが違うみたいですね。

この曲の持つ、狂気の手前と言ってはナニかもしれませんが、
ワイルドさを押えつつ、強弱もしっかりと丁寧につけて曲を進めています。
ボリュームを上げて聴くと、様々な楽器がきちっと鳴っていて、
踏み込みが足りない、とは感じませんでした。

でも、上手い演奏とは思うけれど、
面白味を感じるのとはまた別問題じゃないか、と勉強したしだいです。

とにかく、しっかりとした演奏だということはよく分かりました。

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posted by fronte360 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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