2010年10月01日

クレンペラー、メンデルスゾーン/スコットランド交響曲

久しぶりにサヴァリッシュ指揮SDKのシューベルトの交響曲全集より
第1〜3番を聴いていましたが・・・ こんなだったかな、と少々疑問に思え、
仕切り直しとしました。

いえね、テンポが上がる部分で力んでいるのかな
リズムが硬直化しているようにも聞こえて、少々楽しめなかったんです。
ずいぶんと以前に買ったCDで、長く聴いていなかったもので、
記憶の中の印象と違っていたからかもしれません。 とにかく仕切り直し。

そこで、久々に愛用のメモリプレーヤに復活させた

toce3035.jpgオットー・クレンペラー指揮
フィルハーモニア管弦楽団による

メンデルスゾーン
交響曲第3番「スコットランド」

これを堪能することにしましたが・・・
こちらも、記憶の中の印象と違っていて、少々驚きました。

悠揚とした遅いテンポ、各楽器を磨き込むように響かせているイメージ、
まさにそうなのですが、こんなにも各楽器が明瞭に聞こえてくるとは・・・

弦楽器、左右に振分けられたヴァイオリンの掛け合いもさることながら、
ヴィオラ・パートまでも、他の弦楽器の裏で、また旋律を引き継いで流れて、
これらがまた渾然一体となって音楽全体が進んでゆくのですね。

やはり名盤中の名盤、そういっても差し支えないことを改めて感じながら、
いい演奏を耳にすると、精神的な元気が湧いてくることも実感しました。

  ●

今日より10月、ことしもあと3ヶ月となりましたが、
それよりも今日は第1営業日、深夜勤務の当番で深夜2時過ぎまでお仕事。
会社近くのホテルに泊ってからの帰宅・週末となります。
今日はこれで一杯、なんとか乗り切りましょう。 では行ってきます。

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posted by fronte360 at 05:32| Comment(7) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
安田さん、おはようございます。

クレンペラーの「スコットランド」はいいですよね。最近はご無沙汰していますが、最初に聴いたときに凄いインパクトがあったのを記憶しています。

シューベルトの交響曲全集は、コリン・デイヴィスとバイエルン・放送交響楽団のものが良いかもしれません。あとは、ケルテスの演奏とか(オケはウィーンだったか、ロンドンだったか?)。ホルスト・シュタインのCDも持っていますが、これはまだ聴いていません。シューベルトの初期の交響曲、いいですよね。「未完成」や「グレイト」にはない、シューベルト独特の良さがあると思います。
Posted by 岩崎 高宗 at 2010年10月01日 10:17
岩崎高宗さん、いつもコメントありがとうございます。

シューベルトの初期の交響曲にも目覚められたようですね。

ケルテスのはウィーンフィルを振っていますね、全集で買いました。 ウィーンフィルでは、ムーティのを持っていて(バラで集めました)、個人的にはムーティのほうが好きです。

ところでサー・コリンのはSDKを振っていて、同じくSDKを振っているサヴァリッシュ、ブロムシュテッドのは持っているので、サー・コリンのを捕獲しないと・・・と思いつつ、果たせずにいます。 自分には分りませんが、指揮者によって、同じオケでも微妙にピッチが違うのだと聞いたことがあります。

聞き比べが、クラシックCDの楽しみの一つですよね。
Posted by 安田裕隆 at 2010年10月01日 19:58
安田さん

 クレンペラーの「スコットランド」は、1960年代から、ペーター・マーク&LSOの演奏と共に、名盤の誉れ高いものでしたね。今でも、いわゆる評論家による推薦盤に名を連ねる演奏ですからね。
 シューベルトの初期交響曲は・・・。ちょっと聴き通すのは、私には難しいものが多いですが。
Posted by 安倍禮爾 at 2010年10月02日 22:28
安倍禮爾さん、コメントありがとうございます。

シューベルトの初期交響曲は、重厚感というか巨匠風に演奏すると、いびつな感じになると思っています。 ハイドン、モーツァルトの延長線上にあるのではないでしょうか。 何より交響曲第4番「悲劇的」でさえ19歳の作品なのですから・・・

ということでサヴァリッシュの全集は先日全曲を聴きとおしていますが、第4番よりだんだん良くなってきたと感じましたし。

さてスコットランド、ペータ・マークの演奏もまた名演の誉れ高いものですね。 ただ彼の場合、この演奏だけが名演として突出しているのが不運な感じもしますけれど。 
Posted by 安田裕隆 at 2010年10月03日 21:14
安田様

かなり以前から音楽雑記帳を拝見していましたが、初めてコメントいたします。スコットランドは私も昔から好きな曲で、取り上げられたクレンペラー盤も愛聴盤の一つです。クレンペラーのEMI録音はいずれも各パートがクリアに分離していて、この曲に関してもおっしゃるような印象ですね。
たまたまこの今月から私もブログを始め、この曲を取り上げたこともあって、コメントした次第です。よかったら私のブログも覗いて下さい。 これからもよろしく。
Posted by マエストロ・与太 at 2010年10月05日 13:33
マエストロ・与太さん、はじめまして。 コメントありがとうございます。

ブログを拝見させていただきましたが、会社をお休みされたとか・・・ 当方も、不覚にも、風邪症状悪化のため、会社を休んでしまいましたよ。 いやはや・・・

マエストロ・与太さん、当方と同年代ですよね。 こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。 そして、お互い身体に気をつけて、良い音楽を聴いて発信してゆきましょう。 では
Posted by 安田裕隆 at 2010年10月06日 16:48
安田さん、こんばんは。
キュートな歌声のお陰か、頭痛は回復しました(^^;
明日は昼前から都内出張です。
そうですね、私の方が少し上かもしれませんが、共通言語で会話できる安心感を感じています。今後ともよろしく。
Posted by マエストロ・与太 at 2010年10月07日 00:47
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