吹田市交響楽団の素晴らしいショスタコーヴィチの交響曲第9番を聴いたので
自宅よりこの曲のCDを持ち帰ってきました(写真は今のものですが・・・)
ハイティンク指揮ロンドン・フィル
録音は1980年1月
ロンドンのキングズウェイ・ホール
カプリングは有名な第5番で
この演奏はコンセルトヘボウですが、
第9番は、ロンドン・フィル
第9番に、ロンドン・フィルの起用は正解だった、と思っています。
ハイティンク、最近では巨匠の一員になっていますけれども
かねてよりこの指揮者、若くしてコンセルトヘボウ管の指揮者となり
シンの感じられないマーラーの演奏で裏切られたことより好みでなくなり、
意識からも遠くなった指揮者だったのですが・・・
このショスタコの第9で聴かせるドライブ感は見事なものですね、
最初に耳にしたとき、逆の意味で、大きく裏切られたことを思い出します。
今また聴きなおしてみても、ドライブ感とキレの良さはカッコ良いなぁ。
もっとニヒリスティックに・・ そんな意見もあるかもしれませんが、
一筋縄ではいかないこの曲をダイナミックにかつ聴きやすく演奏しています。
このショスタコの第9、5楽章構成ながら、全曲が約25分未満の交響曲です。
通常の2管編成のオーケストラで演奏可能な曲なので、アマオケなどでも
もっと広く演奏され、親しまれてもいい曲じゃないか、と思います。
さて、本日で9月もオシマイですね。 そして上期末でもあります。
光陰矢のごとし、でも本日は待機勤務も本格的、長い1日の始まりです。
今日も何事も起きませんように。
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2010年09月30日
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同じCDを持っています。確か1,000円で買えます。通常は第5番しか聴きませんが(汗)。自分の中では、ハイティンク自身は「巨匠」を志向してはいないのかな、と思っています。あまり有名オケのポストには目を向けていない気がします。今もシカゴ交響楽団の「首席指揮者」ですが、「音楽監督」ではないですし、SDKのポストも納得がいかないので、退任しています。純粋に音楽を愛する指揮者だと思っています。あくまでも個人的意見ですが…
安田が買ったCDも、最初の感想を1996年に書いているので、15年も前になりますが、1,000円で購入したものです。 DREAM PRICE というれっきとした日本ポリドールのCDでした。
ハイティンクは1929年生まれ、彼がACOの首席指揮者になったのが1962年なので33歳という抜擢でした(ヨッフムがサポート役になってました)。 当方がクラシック音楽を聴き始めたのが1972年頃ですのでそれでも43歳、若いですよね。
だからかな、新鮮な音楽、という勝手な期待を持って聴いたため、イマイチぱっとしない印象を持ったのだと思います。 正当な評価をすべくちゃんと聴かないといけませんね(反省)。