2010年09月13日

シャイー、シューマン/交響曲第2・4番(マーラー編)

マーラー編曲によるシューマンの交響曲は
アルド・チェッカート/ベルゲン・フィルの全集を持っていますが、
これが何というか、しっかりと演奏しているもののイマイチ覇気が感じられず
強弱表現ではなく、もうちょっとリズムを強調して欲しいとか思ってみたり・・・
で、あまり聴き返すこともありません。

小石川図書館でリッカルド・シャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団による
マーラー編曲版による交響曲第2・4番を見つけ、連れ帰ってきましたが・・
これは良いですねっ!! ジンマンよりも100倍良いって感じ。

uccd1182.jpg偉そうなことを書きますけれど、
シューマンの交響曲ってスコアの問題よりも
演奏に向かう姿勢なんじゃないか・・・
と、常々思っていたりします。
相性もあるのかもしれませんけれどね。

セルの指揮する「ライン」など
終楽章のコーダの音型が違っていたり、
アルミン・ジョルダンはダブル・ティンパニだそうで
けっこう指揮者によって手を入れていたりもするのですが、
それらが奇異に聞こえることなく、納得させられる演奏が結構存在します。
ひとえに、作曲家シューマンへの思い入れではないか、と思ってみたりします。

話をシャイーの演奏に戻して、切れ味鋭くシャープでしなやかですね。
特に第2番、熱くてしかも歌心も失わず、めくるめく世界を感じさせて好き!!
第4番も素晴らしい演奏ですが、スッキリとして軽量級な感じでしょうか。
LGOの渋い響きで綿々と歌われているので、嫌いではありません。

シャイー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団はよさそうですね。
他のCDも見つけたらまた借りてみましょう。

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posted by fronte360 at 20:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
安田さん、おはようございます。

シャイーのシューマン交響曲全集、私もつい最近聴きました。極めて完成度が高い演奏で、満足でした。何度もリピートして聴いて、さらに理解を深めたいと思いました。シャイーという指揮者、大好きですね。歌心もあるし、曲作りが非常に丁寧だと思います。

シャイーとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏は、ブラームスのピアノ協奏曲全集がおススメです。ピアノはフレイレだったと思います。このコンビは最近バッハ録音に積極的に取り組んでいるようです。取りあえず、マタイ受難曲だけ聴きましたが、ブランデンブルク協奏曲全集もあるので、時間を見つけて聴いてみたいと思っています。
Posted by 岩崎 高宗 at 2010年09月14日 08:59
岩崎高宗さん、コメントありがとうございます。

このシャイーのCDを借りたのは、岩崎さんのコメントが頭に残っていたからでした。
当方、年齢よりかなり保守的というか、かつて(といっても20年位まえ)聴いた印象で判断してしまう壁があり・・・年寄りの証拠なんですが・・・なかなか踏み出せずにいたりもします。

今後ともコメントよろしくお願いします。
なお、当方のブラームスのピアノ協奏曲は、トムシック(p)、ナヌート/リュブリャナ・ラジオ・シンフォニー・オーケストラだったりしますが、これなど笑止千万ってなところでしょうね。
 ↓
http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/cd/cc022_cc060.htm

Posted by 安田裕隆 at 2010年09月14日 20:56
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