2010年09月07日

青春18 円覚寺・黄梅院〜方丈〜鐘楼

舎利殿をあとに、さらに奥の方に進むと「黄梅院」

時宗夫人の覚山尼が時宗の菩提のために建立した華厳塔があったところで
後に、足利氏により高僧の墓所にもなって足利尊氏の帰依を受けたとか。
往時は隆盛していたそうですが、今はひっそりとした庭が素敵です。

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ここを下って「方丈」の庭に入ったら、
石仏が沢山あって、少々興奮してしまいました。 仏さまワールドですよ。

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残念なのは安物のデジカメであることで、
日差しが強いので、コントラストが強くなってしまうことですね。
やはり一眼が欲しいところですが、そんな腕もないので我慢しましょう。

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今度は、国宝「洪鐘」(おおがね)を見に行きます。
円覚寺には2つの国宝があって、1つは舎利殿で、もう一つが「洪鐘」

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100段以上ある階段を上りますが、3名の方がせっせと掃除をされていました。
軽く会釈をしながら、ようやく上り詰めた正面は「弁天堂」
左に回り込んだ位置に鐘楼があって、この中に梵鐘が間近に見られます。

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1301年、北条時貞が国家の安泰を祈って寄進した、鎌倉時代の代表的な梵鐘。
鋳物師物部国光によって鋳造されたこの鐘、あまりに大きな鐘だったので
2度失敗し、時貞が七日七夜江ノ島弁財天に参籠、その加護によって
ようやく三回目の鋳造で成功したとのこと。

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お礼のため江ノ島弁財天を勧請、洪鐘の前に「弁天堂」があるのだそうです。

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朝早いので「弁天堂」脇の茶店は締まってましたが、ここからは絶景で、
遠く富士山も望むことができるそうです。 多分この雲のあたりではないかな。

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円覚寺、とても落ち着くところです。

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朝早いことに、臨済宗の禅寺であることで、掃除も行き届いて清々しいですが、
それだけではなく、建物そして境内全体が醸し出す空気が落ち着いていて、
凛としているようにも感じます。

奈良、京都の寺社仏閣に慣れている当方(関西人のほとんど)は、
申し訳ありませんが、江戸趣味の朱塗り建物には違和感を持ってしまいますが、
ここではそれを感じません。 たとえ江戸時代に立てられた建物であっても、
歴史とともに俗っぽさが削ぎ落とされて、経てきた時間が刻まれている・・・
そんな感じがするところですね。



夏目漱石など文人が宿泊した庵などもあるようですが、
境内はかなり広いので、今日はここまで、また来ることにし、先を急ぎましょう。

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posted by fronte360 at 05:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 08〜12-東京散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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