このところ、久しぶりにリッカルド・ムーティがウィーン・フィルを振った
シューベルトの交響曲を順次聴いてます。
いずれも指揮者とオーケストラ双方の美観が融合した素晴らしいシューベルト
明るく伸びやかなのは、ムーティならでは、でしょうね。
全集を買ったのではなく、コツコツとバラで集めたのは10年ほど前でしょうか。
その当時もワクワク感もありましたけど、そんなにも強い思い入れは・・・
無かったようにも思いますけど、それはムーティとの縁なのかも。
オペラは積極的に聴かないし、万年青年みないな風貌したムーティって、
なとなく馴染みがなく、今でもちょっと疎遠な指揮者なのですけどね。
でもこのシューベルトの交響曲は聴き込むほどに良さが伝わってくる・・・
そんな感じがします。
この第4番「悲劇的」の演奏も
弦と弦、弦と管の受渡し、
聴けば聴くほどニュアンスのつけ方出
というのかな、ウキウキしてきます。
颯爽と進めていますが、
強引にオケを鳴らしてもいて、推進力のあるカッコ良い音楽を展開しています。
シューベルトは生粋のウィーンっ子
ウィーン・フィルの演奏から迸り出てくるシューベルトの音楽
一味違うものが含まれているのかもしれませんね。
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2010年09月06日
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シューベルトは、幾つか全集を所有していますが、なかなかきっちりと聴けないまま今日に至っております。2年前の東京交響楽団の実演で満足してしまった感もなきにしもあらず…ですが。ただ、「未完成」と「グレイト」以外にもたくさん良い曲があることは認知しておりますので、どこかできっちり研究したいです。皮肉なことに今がそのチャンスかも…(汗)
ムーティのCDでお気に入りは、2004年のニューイヤー・コンサートです。ワルツ「天体の音楽」が良かった記憶があります。またニューイヤーを振ってほしい指揮者のひとりですが、最近の人気はジョルジュ・プレートルでしょうかね。
シューベルトの初期交響曲に目覚めたのは、当方も40歳になる手前だったでしょうか。 クラシック音楽は、いろいろと対象が広くて、そのうち出会いもあると思います。 指揮者バルビローリは晩年、マーラーよりもシューベルトに興味があったなどという話も聞いたことがありますしね。
それでは