2010年07月21日

ドホナーニ/VPO、メンデルスゾ−ン/交響曲全集

前回の帰省時に録音してきたドホナーニのメンデルスゾーンの交響曲全集

pocl4013-5.jpgいまから15年程前に買ったもので
実はこのジャケットではありませんけれど、
買った当時、この良さが分かりませんでした。

でもこの年齢になったからでしょうか、
先週末より、この演奏を楽しんでいます。

バーンスタイン/NYPも好きですけれど、
行け行けドンドンのような勢いとは異なって、奇を衒わない正攻法、
自然な流れ、しなやかでかつ強靭、伝統の重みを軽々と超える颯爽とした演奏、
やはりメンデルスゾーン交響曲の決定版か・・・と思ってみたりします。

ところで、クリストフ・フォン・ドホナーニ
wikiでは右のように書かれています → ココ

地味な指揮者と思っていましたが(失礼)
気骨の一家に生まれたドイツ系の重鎮指揮者だったことを再認識し、
他の録音も聴いてみたくなりました。

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posted by fronte360 at 05:01| Comment(8) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
安田さん

 クリストフ・フォン・ドホナーニは、今年限りでハンブルグ北ドイツ放送交響楽団を退くんですか。もう80歳ですものね。親が反ナチというのは、大変なことです。この人自身は直接は関係なくても、ですね。
 私はハンブルグに1年住んでいたのですが、この人の演奏会はかなり行きました。ジモーネ・ヤングの州立歌劇場、フィルハーモニーともども、大いに楽しませてもらったものです。かなり重量級の演奏をする人で、聴き応えはありましたよ。いろんな意味で忘れられないのは、私の誕生日に聴いた、バレンボイムをソロイストに迎えてのブラームス:ピアノ協奏曲第2番ですね。ドホナーニ・北ドイツ放響の重い調べを背景に、とてもプロとは言えないバレンボイムのハチャメチャピアノ!!。あれは、金を取って聴かせる代物ではありませんでした。聴衆もかなり呆れていて、私などはもうハラハラして聴いてました。指が動かず、歯を食い縛りながら鍵盤を、もうほとんどブッ叩いていたあの演奏は、いわば門外不出ですね。この人は、もうピアノ演奏はやめて指揮に専念するべきだな、と、はっきり認識した日でした。この曲は私、大好きで、CDは40種類ほど持っているのですが、あれ以下の演奏は聴いたことがありません。
 ドホナーニ・北ドイツ放響は、なかなかのものです。CDは出ていないみたいですが、チャンスがあったらCDで聴いてみたかったですね。
Posted by 安倍禮爾 at 2010年07月21日 20:49
安倍禮爾さん、コメントありがとうございます。

ドホナーニの演奏を、また当地で聴かれたこと、羨ましく思います。
シモーネ・ヤングも今でもこそ認知されている存在(と思うの)ですが、当時は臨月まで指揮台に立っていた女流指揮者程度ではなかったでしょうか。

バレンボイムについては、もとよりデュプレとの一件もあって、興味はありませんが、ブッ叩いていたような演奏はもう論外というしかありません。

しかし、それもこれも経験、実体験がすべてですから、想像するだけですけれど、その時間を共有せねばならなかったこと、大変であったことでしょう。 お悔やみ申し上げます。

しかし、最近、アマオケといえども集中して2時間、音楽を聴く集中力が萎えてきたようです・・・
音楽を集中して聴くより、ぶらぶら外を出歩いていたい・・・
出歩きながらイヤホンで音楽を聴くこと、間違っているとは思うのですけれどね。
Posted by 安田裕隆 at 2010年07月21日 21:55
ドホナーニはちょっと思い出のある指揮者です・・・。
実は以前より、ベートーヴェンの「第4」については、誰の演奏を聴いても納得できるものがなくて(私は明るく均整のとれた、所謂「ギリシャ乙女」型の演奏を求めていたのですが・・・)、3年前、「誰か良い演奏は無いの?」と弟に聞いたところ、即座にかえってきた答えが、「ドホナーニ。」でした。
さっそく、全集をネットで取り寄せて聴いたところ、第一楽章が明るく弾むような演奏でいて、しかも雑にならず、「これはいい!」と、すぐ気に入りました。
弟は、同時に「ラインスドルフもええで。」と言っていて、こちらは後日、私にだぶり買いになったCDをプレゼントしてくれました。(弟は私によくCDをプレゼントしてくれましたが、これが私にくれた最後のCDでした)
こちらは、もっとオーソドックスで剛直な感じの演奏で、当時、私はその良さが解りませんでしたが、今ではドホナーニとともに、私のお気に入りの一枚です。
ドホナーニでは、他にシューマン(弟の遺したCDを聴いたのですが・・・)が、良かったですね。
Posted by 由良 at 2010年07月21日 22:50
由良さん

 ラインスドルフは、あれこれ事情があるようで、わが国の評論家からは問題にされていませんが、どうしてどうして、これこそ重量級の演奏をする人です。ベートーヴェンなら第2番!。第1楽章の開始も「ダンダーン!」と始まって、胸がすっとします。

安田さん

 ドホナーニ・ウィーンフィルのことを全く触れずに、すみませんでした。メンデルスゾーン以外にも録音していたはずですね。クリーヴランド管とのものは、ブラームスを持ってますが、叩き売りされていて、100円(?)で買ったものでした。ブラームスですともう「重量級」の演奏が他にも多いので、あまり個性を感じませんが、安心して聴けるものでした。
Posted by 安倍禮爾 at 2010年07月21日 23:34
由良さん、コメントありがとうございます。

ドホナーニのベートーヴェンですか、想像するに上質な感じでしょうね。
第4番というと、当方はメンゲルベルクで出会ったこともあり、クライバーという線で固まっていますので、違う出会いがあるかもしれません。 シューマンの交響曲も聴いてみたいですね、ありがとうございました。
Posted by 安田裕隆 at 2010年07月22日 05:46
安倍禮爾さん、コメントありがとうございます。

ラインスドルフ、由良さんの弟のゆらむぼさんがマーラーの交響曲を推していたことを思い出します。
ボストン響ケと折り合いが悪くて、華やかなイメージはないけれど、堅実でしっかりとした演奏をする人ですね。

ドホナーニ、クリーブランド管の指揮をしていたのは知っていましたが、これまで興味なくて・・・ セル以来、クリ−ブランドを活性化させた実績を知りませんでした。 こちらものまた楽しみです。
Posted by 安田裕隆 at 2010年07月22日 05:51
安田さん、安倍さん、レスありがとうございます。

ラインスドルフのベートーヴェンはご指摘の「第2」をはじめ、9曲すべてが名演揃いですね。地味ではありますが、没個性というのではなくて、ラインスドルフ特有の男っぽいガッシリした響きによって整然と音楽が構築されていると思いました。
ただ、こんな名演奏ばかりなのに、入手困難なのが残念です。(私は全て弟の遺品のCDで聴いたのですが)
これに比べると、ドホナーニの全集は、曲によってちょっと向き不向きがあるような(・・・私の聞き込み方が足りないせいかもしれませんが)感じがしましたが、中では前述の「第4」、「第6」あたりが私の好みに合いました。
あと、ドホナーニ&クリーブランド管のブラームスですが、「第1」がきっちりと纏め上げられた演奏で、私は好んでよく聴いています。
Posted by 由良 at 2010年07月22日 21:22
由良さん、コメント遅くなりました。

奥さんがやってきたり、月末月初の締め処理を控えて余裕がなくなってしまいました。
今日も図書館に行って、ドホナーニ/クリーブランドのCDを借りようかと思いましたけど、結局、買い物に出ただけでした。

意外と言っては失礼になりますが、ドホナーニにコメントがつくとは思ってもいなかっただけに、余計に興味津々。 近いうちにチャレンジしたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by 安田裕隆 at 2010年07月31日 19:35
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