「ローエングリン」の曲を探しましたが、こちらの手持ちのレコードになく
CDもマルコ・ムニー指揮リュブリャナ放送響による
第3幕への前奏曲〜婚礼の合唱しかなかったので
カール・バンベルガーの「ワーグナー名曲集」
オーケストラは、バーデン国立歌劇場管弦楽団
歌劇「タンホイザー」〜序曲と大行進曲
歌劇「さまよえるオランダ人」〜序曲
楽劇「神々のたそがれ」〜夜明け、
ジークフリートのラインへの旅、葬送行進曲
モノラル録音、音像がややボケ気味なコンサートホール盤らしい感じですが
意外と拡がりはあって、実直な感じの聴きやすいワーグナーです。
田舎のワーグナー、そう田端一丁目のワーグナーって感じでしょうか。
コンサートホール盤らしいジャケットも素敵です。
カール・バンベルガーの略歴について、引用しておきましょう。
1902年2月21日に生まれた指揮者で、音楽理論とピアノをシェンカーに学び、またウィーン大学で音楽学を修めて、1924年から30年までダンツィヒとダルムシュタットのオペラの指揮者をつとめ、1931年から35年までロシア、1937年にはエジプトの歌劇場の指揮者をしました。その年にアメリカに渡り、1939年からニューヨークのマンズ音楽学校で管弦楽とオペラ科の主任教授をつとめ、翌年マンハッタン・ニュー・コラール・ソサエティとブルックリン・オラトリオ協会を創立して、1945年まで両者の指揮者を兼務しました。NBC交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニー、デトロイト交響楽団その他に客演指揮者として招かれ、ヨーロッパでもドイツ、オランダ、フランスなど多方面な活躍を続けています。
(藁科雅美)
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2010年06月12日
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このLPは、何だか昔、見た気がします。コンサートホールのLPは、モノラル、シンクロステレオ、フルステレオという、確か3つが出ていましたっけ。このバンベルガーのLPも、ステレオ版もあったんでしょうか?
(藁科雅美)という名前も懐かしい!。村田武雄とか、志鳥栄八郎とか、大宮真琴、大木正興等々の方々の名前が思い出されますね。
このLPの録音についてはよく分かりませんが、解説者について、本当に懐かしい名前ですね。
当時は、今みたいなネットで調べるなんてことなく、雑誌とレコードの解説が主な情報源でしたよね。 だから、評論家の方の影響も大きかったと思います。
三浦淳史さんによってディーリアス(当時はデリアスと書かれてました)など英国音楽に薫陶を受けたものです。
今でも中古で黒い円盤のレコードを購入した楽しみの一つに、解説を読むことがあるほどです。 しっかりと書かれていますものね。