最近よくジャズのことを記載していますけれど、
やはり一番じっくりと聴いているのはクラシック音楽と思ってます。
ただし、聴いているのは朝の通勤時、メモリプレーヤによる鑑賞ですけれど。
あと休日の散歩のときなども、じっくりと聴きながら歩いていたります。
そして、このところの大ヒットが、小石川図書館より借りてきた・・・
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
オルケストル・レヴォルショネール・エ・ロマンティークによる
シューマンの交響曲全集。
不覚にもこの演奏のことは
小石川図書館でこのCDに出会うまで
知りませんでした。
なんとなく面白そうなので借りただけ、
でも、聴いてみたら、なんと素晴しい!!
シューマンの熱い勢いがよく出ています。
で、調べてみると、多くの方が推挙されていました。
シューマンの交響曲は好物で、よく聴いていたつもりでしたけれど・・・
こては本当に不覚でした。
なおこのCDには、交響曲第4番が2種類収められています。
通常の1851年改定版に加え、1841年初版がまた素晴らしい演奏ですね。
躍動感があって、個人的には、1841年版が好きなのを再認識したしだいです。
惜しむらくは、第1番「春」が通常版であることでしょうか。
先ごろ亡くなったスィトナーさんが録音されている自筆初稿による演奏
これを期待したのですが・・・ これでなくて本当に残念です。
シューマンの交響曲は、オーケストレーションが稚拙で、演奏しにくい・・・
そんな批判が一般的ですけれど、生意気ながら、これはシューマンの意図を
きちんと理解せず、単に音にしているから、と思えなくありません。
簡単に言うと、情熱、という言葉に集約されるような気がしています。
シューマンの交響曲、情熱を感じる演奏ならば
ガーディナーのような古楽器でなくても、現代楽器による演奏であっても
それは光って聴こえてきます。
現代楽器の演奏では、バーンスタイン指揮ニューヨークフィルによる旧盤
(ウィーンフィルによる新盤は好きではありません)とか
クーベリック指揮ベルリンフィルのよる旧盤がまた素晴しいのです。
(バイエルン放送交響楽団による新盤もいいとは思いますけれどね)
しかし、ガーディナーの演奏はこれらも覆すほどインパクトある演奏ですね。
今週は、雪の降った18日はマタイ受難曲を聴いていましたけれど、
この日以外は、繰り返し、ガーディナーによるこの全集を聴きまくってました。
こんな素晴しいCDをタダで貸してくださる図書館さまさまです。
2010年02月19日
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