誰も起してくれない(電話が鳴った形跡もありましたが)気楽な単身赴任。
朝6時50分、外も明るくなったので、久々の早朝散歩に出発。
お馴染みの森鴎外の観潮楼跡より藪下の道を通って、まずは根津神社。
裏門より入って右手に、庚申塔と、その右側には塞(さえ)の大神碑。

塞の神とは、邪霊の浸入を防ぐ神で、道行く人を災難から守るものだとか、
駒込にあった日本橋から最初の一里塚跡に明治6年に建てられた碑だそうで、
道路の拡幅工事のため、根津神社に移されたとのこと。
ちなみに日本橋から2番目の一里塚は、以前も紹介した、西ケ原一里塚。
都内で唯一現存する一里塚で、道路が一里塚を避けるよう拡幅されてますね。

根津神社の境内にある乙女稲荷も貼っておきましょう。
根津神社の境内を抜け、これもいつもどおりのS坂を登って東大地震研究所
いつもはすぐに中に入りますが・・・今日はちょっと先にある願行寺

江戸時代に流行った西国三十三観音霊場巡り
これに行けない人のために立てられた各寺院の名が彫られた石仏の塔ですね。
後ろの赤いのは出世不動尊のお堂、ここも早朝なので落着いています。
東大地震研究所の門に戻って、東大構内に入ります。
これまたいつもどおり農学部の弥生キャンパスから構内の陸橋を渡って
本郷キャンパスの工学部へと入り、法文館、安田講堂前を通って
弓道場の前あたり

前期試験の選抜合格者の掲示がありましたね。
センター試験での足切りを抜け、晴れて前期試験を受けることが出来る人たち
自分は一期校・二期校時代の最後だったので、いまいちピンと来てませんが・・
でもこうやって毎度大学構内を歩くと、学生に戻りたくなる気がしますよ。
龍岡門より東大を出て、春日通りを切通し坂に向って歩くと

湯島天満宮、いま文京花の五大まつりの「梅まつり」の最中ですが
さすがに朝7時半すぎだと、人もほとんどおりません。

湯島の白梅、そして石碑は、泉鏡花の筆塚です。
湯島天満宮を出て真っ直ぐ南下すると、今度は神田明神まで足を伸ばしました。

ここもまたひっそりとしてますね。
そして境内裏手にいろいろとある末社も丹念に見て回りましたが、
ここもまた地元の信仰を集めておられるようですね。

ここを出ると、向こうあるのが湯島聖堂、江戸幕府の昌平校跡ですが

ここまで行くと、聖橋を渡って、ニコライ堂まで行ってしまいそう・・・
今日はよく歩いたし、今日はここまでとし、左に折れて坂をくだると

右手に聖堂の敷地の向こうにニコライ堂が見えました。
坂を下ると秋葉原ですが、ベルサール秋葉原ではこんなものが・・・

宇宙戦艦ヤマトの YAMATO EXPO'10 だそうです。
さすが秋葉原という感じかしら。 でも8時半まえなので人はおりません。
秋葉原から山手線の乗っての帰宅としましたが、
空気が冷えて、汗もかかず、1時間半たっぷりと歩き、いい運動となりました。
【関連する記事】