風が強く、とても寒い日でしたが、奥さんと西ノ京に行ってきました。
長女がまだ保育園の頃、この辺りの小児科に通って以来でしょうか、
電車の中からは見てはいるのですけれどね。
近鉄西ノ京駅を降り、少し歩くと薬師寺なのですが・・・
「玄奘三蔵院伽藍」というのが出来ているのを知りませんでした。
玄奘塔には「不東」の額が掲げられていて、
東には戻らないという、玄奘の不撓不屈の精神であるのだとか、
なおこの後ろには、平山郁夫画伯の壁画が大唐西域壁画殿がありました。
薬師如来のいらっしゃる白鳳伽藍(と最近は呼ぶのですね)
東塔は、調査・解体修理のために工事の覆いが施されていました。
何でも、屋根にある法輪のところに傘マークの落書きがあったとか・・・
面白いですね。
薬師寺は、中学生の頃だから、今から38年位前より来ておりまして、
当時まだ西塔は無く、そして伽藍も無く、薬師如来は仮金堂にいらして、
カメラ小僧で写真を撮っていた頃が懐かしいですねぇ。
その後も冒頭に書いたように、長女の通院の帰りに薬師寺に寄りましたが
お隣の唐招提寺には行ったことがなく、今回初訪問となりました。
今回の西ノ京訪問も唐招提寺に行きたかったからです。
エンタシスの柱に手を置き、ぬくもりを感じたのは
和辻哲郎の「古寺巡礼」だったでしょうか、堀辰雄の「大和路・信濃路」・・・
いずれもかつて読んだはずですけれど、記憶がおぼろで、情けない。
鑑真和上像は6月3〜7日に公開されるとのことで拝観できませんでしたが
金堂の千手観音が堂々としていて圧倒されましたし、
新宝蔵の天平のトルソーとも言われる如来形立像も鑑賞できました。
とにかく風が強くて寒かった。 暖かくなったらまた来たいな。
2010年02月06日
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