週末、法事があるための帰省ですが、
今回もお昼の新幹線で帰省するので、アンプに火を入れて音楽鑑賞中。
昨年11月に渋谷レコファンBEAM店の100円ごみ箱より救出した
バロック・オーボエ集です。
最近流行のバロック・オーボエではなくモダン楽器によるものですが
昔より馴染んでいることもあって、穏やかな気分で楽しめます。

伴奏は、パイヤール室内管弦楽団
お馴染みのエラート原盤で
1975年にリリースされたものです。
バロックと銘打たれていますが・・・
チマローザのオーボエ協奏曲は
アーサ・ベンジャミン(1893-1960)がソナタなどより編曲したもので
ジョン・バルビローリの婦人イヴリン・ロスウェルのために書かれたもの。
両者の演奏によるレコードも持っていて、ある意味懐かしい曲でもあります。
マルチェロのオーボエ協奏曲は有名なのでおいておいて、
ドメニコ・ツィポーリのオーボエ協奏曲は知りませんでした。
チェロとオルガンを巧く使って、しっとりとしてなかなか良い曲でした。
これはジョバンニーニの編曲によるところ大とも思えますけれど。
またオペラ作曲家として有名なベルリーニのオーボエ協奏曲もあり、
これは学生時代の習作であったようです。
オペラ・アリアを思わせるオーボエ、高貴で可憐な感じの曲ですね。
朝の爽やかな気分に相応しい一枚でした。
そろそろ帰省準備を始めますかね。