2010年01月15日

パウル・ファン・ケンペン、ベートーヴェン/交響曲第8番

今日は有給休暇
昨日のトラブル対応も、今朝電話したら担当者が出勤したとのこと
後処理は来週やらなきゃならんでしょうが、まずは一安心。

長女からの案件でそろそろ外出しないといけませんが
ステレオに火を入れて音楽鑑賞。

fcm37.jpgオランダの名指揮者
パウル・ファン・ケンペンによる
ベートーヴェン/交響曲第8番
オーケストラはベルリン・フィル

1953年録音によるモノラルながら
ケンペンらしく、スケールが大きくて
構成力のしっかりとした演奏です。

残響豊かで響きのバランスもよく、モノラルであることのデメリットは感じません。

パウル・ファン・ケンペン、1839年にオランダのズーテルヴァウデ生まれ
コンセルトヘボウのコンサートマスターより、33歳のとき、指揮者デビュー。
大戦中のナチスドイツへの協力で、戦後陽の目をみない時期がありましたが
フィリップスなどに残されている録音はいずれも素晴らしいものです。

現代の研究によってスマートでスタイリッシュなベートーヴェンも良いですが、
かつて正統的と呼ばれたこのような演奏もまた時代を超えて欲しいものです。

正直年寄りになったせいか、このようなのが落着いて聴いていられたりします。
posted by fronte360 at 10:35| Comment(7) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
安田さん

 これって、FONTANAの廉価盤シリーズのジャケットですね?懐かしい!パウル・ファン・ケンペンとかウィレム・ヴァン・オッテルローとか、大戦がらみで活動に制約を受けたオランダ人指揮者は多いようですが、今になっても時々ヒョーロンカ諸氏も言及するくらいですからね。
 これはシューベルトの未完成とのカップリング?地味な組み合わせだが、このシリーズらしくて良いですね。
Posted by 安倍禮爾 at 2010年01月15日 12:08
安倍禮爾さん、コメントありがとうございます。

フォンタナのマークが付いていますが、正確にはクレモナ・シリーズと呼ばれるものです。
フォンタナ・シリーズよりも古いモノラル録音の多いシリーズで、メンゲルベルクの録音などがありましたね。 レコード番号は、フォンタナはFGで始まり、クレモナはFCM・・ってオタクですね。

なおこのレコードのカプリングは、ベイヌム指揮コンセルトヘボウによる演奏です。 こちらもいい演奏だと思います。

さてさてこれから荷物を纏めて帰省するとしましょう。
月曜日は新大阪オフィスの自席への初出勤となります。 ではでは
Posted by 安田裕隆 at 2010年01月15日 14:00
安田さん

 クレモナ・シリーズ、ああ、覚えています。FCMというのも、そういえばそうでしたっけ。
 帰省されるのですか。良い旅を!
Posted by 安倍禮爾 at 2010年01月15日 18:58
安田さん、こんばんは。

最近忙しくなってきて、だんだんクラシックを聴く
時間を捻出するのに苦慮しております(^^;)

ベートーヴェンの8番ですか。ベートーヴェンだと、
青二才の習性で、奇数番号と「田園」を聴くクセが
ありますね。もっと色々な曲を聴かないと、安田さん
くらいの年齢になって、深みのない人間になっている
恐れが…

どうぞ、よろしくお願いいたします。
Posted by 岩崎 高宗 at 2010年01月17日 20:26
岩崎高宗さん、コメントありがとうございます。

勘違いされているようですね。
音楽はあくまでも趣味の世界ですからね、ご自分に興味あるものを徹底的に聴くことのほうが、あとあとよろしいかと思います。

クラシック音楽は修行じゃなですし(笑)、身につかないものを聴いても時間の無駄ですよ。
Posted by 安田裕隆 at 2010年01月19日 00:00
ケンペンの生誕地はライデンの近くと聞き及んでいます。お調べいただければ幸いです。
Posted by 音我苦酔歌 at 2010年09月11日 07:46
音我苦酔歌さん、はじめまして。

ご指摘ありがとうございます。
さっそく wiki で調べたら、「オランダのズーテルヴァウデに生まれ」となっていました。

さっそく訂正することにしました。 わざわざ有難うございました。

Posted by 安田裕隆 at 2010年09月11日 20:55
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