那珂湊、茨城県水戸市より海岸方向に進んだところにあります。
電車の駅なら、JR勝田駅で下車、ひたちなか海浜鉄道・湊線に乗換えます。
吉村昭さんの小説「天狗争乱」を読むと分かりますが、
そのきっかけになったのが那珂湊なんですね。
幕末の頃、徳川斉昭(烈公)、武田耕雲斎、そして烈公の子・徳川慶喜・・・
興味あったんです。
さて、当初は朝7時半すぎに出かける予定でしたが、
早朝覚醒で3時前から目覚めていたので(早すぎですよね)
6時に出発、日暮里6:31発の常磐線・勝田行きに乗込みました。
10両編成、先頭車両のみセミクロスシートのようです。
10号車、けっこう空いてますが、それでも約1時間たって神立駅
ようやくボックス席を一人で占領できるようになりました。 楽ち〜ん。
水戸をすぎ、隣の終点勝田には8:37着
ひたちなか海浜鉄道・湊線に乗換えですが、最初、わからなくて・・・
いったん駅の外に出ましたけど、ホームの隅に改札があるのですね。
待っていたのは気動車・ディーゼル車ですね。
車内は鉄道ファンと思しき輩がいっぱい。
イヴェントがあったようで、大半が那珂湊で下車して写真パチパチ。
当方も、行き違いの車両を撮っておきました。
霧雨が降るなか、駅を出て、ふるさと懐古館を目指しますが
四郎介稲荷神社を発見。
写真は南側より撮ったものですが・・・けっこう大きな神社ですね。
お参りしておきました。
更に東進しますが、ふるさと懐古館は見当たらず、お魚市場に行くことに。
活気ありますし、銀ピカの新サンマ20匹1,500円なんて、安いけど・・・
独り身では買えませんよね。 雰囲気だけ楽しみました。
またふるさと懐古館を求めて引き返しますが・・・見たらず、湊公園へ。
ここは徳川光圀が建てた別荘・夤賓閣(いひんかく)であったところとか。
建物はありませんが、立派な松が残っています。
そして那珂湊や大洗方面も望むことができる絶景の地ですね。
ここを下り、とりあえず那珂湊駅に戻ることにしました。
事前に地図を印刷するといいんでしょうが、
東京散歩と同じく、行き当たりばったり、これでいいんです。
ほら、天満宮も見つけましたよ。
本殿前の狛犬には、文化六巳年二月吉日の刻印もありました。
ここにもお参りしました。
いったん駅に戻って地図を見て場所を確認すると・・・
なんと日曜は休みなんですね。 見つからないはずやわ。
帰りの汽車の時刻も確認、反射炉方面に行くことに。
まずは駅前の勇稲荷神社。
本殿はコンクリート造りで斬新なデザイン。
校倉つくりの屋根のようですし、扉の左右にはキツネのレリーフかしら。
これを見て、歩みを進めると、ありました、山上門
水戸藩江戸小石川邸の正門右側の門で唯一現存する門なのだとか。
我が文京区内にあったものと対面するとは、縁がありますね。
この階段を登ると、反射炉。
復元されてますが、ここで外国艦艇を追い払う大筒を造っていたのですね。
しっかし那珂湊、古い建物も多く、
雨も降っていたけど、しっとりと落ちついた街という印象です。
旧家に貼られていたホーロー看板もいい雰囲気出してますよ。
さて、また那珂湊駅に戻りました。
帰りの時間までホーム近辺を撮影します。
ほんと鉄さん、多いなぁ。
最後に、グッズを売っているテーブルの隅に置かれた乗車駅証明書発行機。
新品のようですね。 先週行った紀伊田辺の朽ちたのと同型かしら。
このあと水戸に戻って散策しましたが、それはまた後ほど。
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幕末、あんなに大喧嘩しなければ貴重な建造物がまだまだ残っていたはずなんですが…。湊公園はただの公園だし、反射炉はレプリカだし。それでも、まだまだ魅力あふれる那珂湊です。また落ち着いてお越しいただければ。
秋には海浜公園のコキアも見事に色づきます。セットクーポン発売と週末の無料シャトルバスも運行が決定しました。こちらもどうぞ。
ちなみに、8月30日はミキ300の運行開始日で、とくに鉄分が多めの日でした。悪しからず。
(吉田)
わざわざにおコメントありがとうございます。
那珂湊、ふるさと懐古館が開いていなかったのが残念でしたんで、
また伺って、幕末の雰囲気にしたってみたいと思っています。
今回は水戸とセットで歩き回ってましたけど
ひたちなか海浜鉄道さんには1日乗車券もあるようなので、
それも使って散策してみたいと思っています。
那珂湊駅の隅に置かれた日本最初のステレンス車体も撮っておきたいし(笑)