ジャン・ジル(Jean Gille 1669-1705)
ルイ14世の治世にあって、
パリ=ヴェルサイユとは離れた
南仏プロバンスで活躍した作曲家。
カンプラと同時代といっても判らないでしょう。
エラート・バロック宗教音楽名曲選の1枚です。
社会人になって買い求めた中古レコードには
宗教音楽というジャンルがありました。 時に惹かれるんです。
(いつもいつも、というわけではありません)
ヴェルサイユ楽派のドラランドやカンプラ
一時期このようなジャンルにけっこうハマってました。
さて、ジルはモーツァルトと同じ36歳でこの世を去ったのですが
20数曲しか現存しておらず、この「レクイエム」が大傑作なんでしょうね
自分もこの曲しか知りません。
ラモーの葬儀で使われたり、
プロバンス地方では、カンプラの「レクイエム」と一緒に仕立てられて
1曲として使われていたようです。
これらの薀蓄もレコード・ジャケットの解説のおかげですが
受験で世界史を選択したこともあり、けっこう興味深くもあったり・・・
とにかく、音楽がいいんですよ。
ルイ・フレモー指揮パイヤール管弦楽団、フィリップ・カイヤール合唱団
ADFディスク大賞も受賞しているようですね。
それはともかく、言葉では巧くいい現せませんが、
すっと音楽が心に沁みてくるのですが、かといって宗教臭いわけではなく、
暗くなくって、音楽に明るさが感じらるのは、やはり南仏プロバンスの作曲家
だからでしょうかね。
さて、今日は11時前に川崎を出立
南武線を終点の立川まで行き、そこで青梅線に乗り換えて、福生へ。
福生というと、米軍基地、アメリカ音楽、大瀧詠一・・・
なんていうイメージなんですけどね。
今日なんか、ただただ、もう蒸し暑くて・・・
電車も、中央線と同じE233系ばかりで面白くなくて
それでも、お仕事はそれなりに手応えもありましたよ。
でも夕方前より雨も降ってきました。
現場視察が長引いて(雨のピークは越えましたが)、
16時すぎまで福生にいたので、そのまま帰宅しちゃいましたよ。
会社に戻っても17時半過ぎちゃうし、
だいいち会社に戻っても良いことなんてないですしねぇ。
そんなこんなで、ステレオに火を入れ、レコードを聴いて楽しんでいます。
しっかし、大瀧詠一のナイヤガラのレコードはまだ自宅・・・
2009年07月27日
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