今月は日曜日にお休みを頂いているけれど
こっち(東京)にいるときには雨模様だったり、奥さんが来ていたりで・・・
久しぶりに早朝散歩を敢行しました。
まずは、よみせ通りの延命地蔵尊にお参りしてから・・
白山神社ではあじさい祭りをやっていたはず、と進路を定め、
不忍通りを渡り、狸坂を登って、このあたり勝手知ったる道です。
1年間、とにかく、よく歩きましたものね。
久々の散歩、ちょっと身体も重くて(まだ疲れが抜けてませんかね)
懐かしい感じもするので、スローペースで歩きますが、
愛用のメモリプレーヤの選曲も良かったですよ。

アムステルダム・コンセルトヘボウ管による
モーツァルトの交響曲第40番
以前にも書いたことがありますが、
テンポが遅めで噛んで含めるような感じ・・・
あまり好きではなかった時期がありましたが
左右に分離された楽器の織り成す綾を聴いていると・・・
素晴らしい
そんな感想しか出てきません。
多分に当時の録音の制約はあると思いますけれども、
19世紀のウィーンの伝統に従った様式美を踏襲しながら
杞憂に満ちた表現を織り込んでいるように聴こえます。
中学2年生、クラシック音楽を聞き始めたとき、
ベートーヴェンの運命で出会ったヨーゼフ・クリップスさん
これからも少しづつ近づいてゆければ、幸せです。
これからもまだ長いお付き合いをさせていただきたいと思います。
さて、そんな感動を胸に到着した白山神社
すでにあじさい祭りは終わっていて、社殿の前は剪定されてました。

残念ですが、お参りしてから
そうそう・・と、思い立って、社殿の裏に回ってみると
公園のあじさいはまだ咲き誇っていて

そして・・・見つけました、白山富士
浅間神社の鳥居があって、これは富士山ですね。

これも、あじさい祭りの間だけ登ることができるようで・・・
残念ですが、山頂も写真に収めておきました。

土曜日に立ち寄った十条富士や、この帰りに立ち寄った駒込富士は
山開きの準備が進んでいましたけれど、さてさて、行けるかしら??
行ってみたいのだけれども・・・
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モーツァルトの40番ですが、意外なことに、これまで実演に接した機会が一度もありません。個人的印象ですが、最近モーツァルトの曲自体を演奏会で取り上げる回数が減っている感じがします。単にマーラーの曲を選んで行っているだけという話もありますが(^^)/
もう少し聴く作曲家のバランスを考えないといけない気もしますが、私の人生を語る上で、欠かせないワンピース、それがマーラーなのですね。昨日も第9を聴いてしまいました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
マーラーの第九、聴き応えもあって深い曲ですよね。 またナマで聴いてみたくなりました。
モーツァルトの第40番
いずれもアマチュア・オーケストラで少なくとも3回は聴いていますが、モーツァルトの交響曲、たしかに古楽器が主流になってから演奏回数は減っているようです。
ベートーヴェンも同様でしょうが、こちらはのだめブームで第7番が多く採り上げられていたり、ベーレンライター原典版の影響で最近また多くなっているように思います。
クラシックの場合も流行りがあるようですね。
ちなみにモーツァルトの音楽、第40番に限らず、中途半端に巧いオケが演奏しても面白くなくて、かえって技量の怪しいオケのほうが心に届くような気がしていたりします。
ヨーゼフ・クリップスのモーツァルト・交響曲全集は、ラインスドルフの旧盤と並んで、廉価盤の代表でしたね。この人は生粋のウィーンっ子なんだそうで、まさに「ウィーンのモーツァルト」を演奏したそうですが、私みたいな(鈍い)人間には、もっと積極的に聴かせてくれるモーツァルトがあるんじゃないかという思いの方が強くて、一度聴いただけでお蔵入りして久しいです。私が子供の頃、ヨーゼフ・クリップスが常任指揮者を務めていたサンフランシスコ交響楽団と初来日を果たしたのですが。評判は散々で、いつの間にか帰っていた、という記憶があります。
でも、モーツァルトの曲は、実は私は好きではなかったのですが、最近、偶然、短調の曲を中心に聴いていたら、なかなか良いと思うようになりました。そこで、このところ、お蔵入りしていたモーツァルト諸CDを少しずつ引っ張り出して、聴き始めています。クリップスの交響曲も、安田さんの文章を見たのを機会に、また少しずつ聴き直してみますか!
クリップスさんのモーツァルト全集、完結するまえに他界してしまったので、マリナーだったでしょうか、多少捕逸していたように思います。
クリップスさんで名高いのはベートーヴェンの交響曲全集。 いまだにエヴェレストの復刻CDは捕獲できてませんし、廉価盤LPでも見つけられず・・・音の悪い(LP板起し、かつ、音が左右反転)CDしかもっていません。
あとチャイコフスキーの交響曲第5番も有名ですが、こちらもいまだ捕獲できず・・・
クリップスさん言及する資格ないのかもしれませんが、年齢を経るにつれて、滋味深くも気持ちのこもった演奏が琴線に触れるようになりました。
なお話は違いますが、サンフランシスコ交響楽団、後任は小澤征爾さんですね。 前任はピエール・モントゥーさんでした。
トムとジェリーの昔のVTRを見ていると、モントゥーさんらしき、でっぷりと太ってヒゲを生やした指揮者も出てきたりします(考えすぎかもしれませんが)。