久しぶりに定時に仕事を切り上げて退社し、通院。
ちょっと早めに会社を出られて時間があったので一駅手前で地下鉄を下車、
といっても、いつも一駅手前で降りているので、二駅手前になりますが
ライトアップされている大阪城を眺めながらのウォーキング開始。
大阪市内とはいえ、このあたりは通っていた小中学校の校区でもあり
下町なのです。
ゆっくりと歩きながら、子供の頃の色々な出来事を思い出したりもし、
約20分ほどかかって、心和ませながら実家の近所の診療所にようやく到着。
気持ちは落ち着いてましたけど、前回の検査結果は・・・
擬陽性V・・・こりゃまた中途半端な。
再度、生検査に出して判断することになり、
2週間後に通院し、エコーもするとのこと、ま、言われるままですね。
クスリもらってから実家に寄って
夕食と、いい日本酒、いいウィスキーも・・・ ちょっと飲みすぎました。
帰路の冷たい夜風、火照った身体には気持ちよく、また1駅歩いて帰宅。
歩くの好きなのです。
さて、歩きながら聴いていたのが
クルト・ザンデルリンクが
フィルハーモニア管を指揮した
ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」
タワーレコードの粗悪品で評価を落とした全集ではなく
EMIよりリリースされていたもので
10年以上前の捕獲品です。
しっかりとした録音ともあいまって
細部を聴きこむほどに静かな感動が湧き上がってきて・・
10年前の感動がまた蘇ってきました。
実はこのCD、大変なお気に入りではあったけれど、盤面に問題があり、
終楽章、何度も同じ箇所を繰り返して先に進まなくない状態となり、
そのうち手持ちのプレーヤでは全くかからなくなって・・忘れてました。
朝、CD棚でこれを発見、試しに・・とPCに録音したところ
最後まで見事にトレースして録音完了したのにビックリ。
さっそくメモリ・プレーヤに転送して聴いたのでした。
朝の通勤時から、通院前のウォーキング中、そして帰宅時も
何度も何度も繰り返して聴いても飽きの来ないのが名演の証拠でしょう。
なかでもクリアな響きによる暖徐楽章が素晴らしいですね。
2008年01月18日
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昨日は遅くまで飲んでいたので、少しボケッとしています…
ザンデルリンクさんは確か旧東独の指揮者だったかと思いますが、どうでしたでしょうか? 現在は引退されたかと思いますが(確か今年で御年96歳だったような…)。簡単にご紹介いただけますか?
どうぞ、よろしくお願いいたします。
ムラヴィンスキーの指揮していたレニングラードフィルの第1指揮者を長く務めていました。
その後、東ドイツのベルリン交響楽団の音楽監督になりましたけど、後年はロンドンに居住しているようです(今も?)。
長男のトーマス・ザンデルリングさんも指揮者で、安田がかつて会員になっていた大阪シンフォニカー交響楽団の芸術監督でしたが、会報などで、ロンドンに居住している父親(クルト)を訪ねたとか、医師から2時間以上の移動を禁じられている(当時の話)ためロンドンから2時間で行けるところで指揮をしている、なんていう記載がありましたね。
なお旧ソ連に長く住んでいたこともあり、トーマスさんもショスタコーヴィッチとの交流があり、初演権を与えられたりもしていて、ドイツ人の指揮者ではありますが、ロシア音楽にも優れたものを持っていると思います。