
なおパンフレットによると、楽譜代金で大いに苦労されたとのこと。 もっと知られて良いこのような曲が、著作権料のために阻まれていると思うと、著作権にも関わっている者として複雑な心境になりますが、それを乗り越えて今日ここで演奏されたこと、大きく評価されて良いと思ったことを付け加えておきます。
休憩を挟み、ハチャトゥリアンの組曲「仮面舞踏会」、重厚な響きがまたまろやかでもあって、妖艶でかつゴージャスな演奏に心躍らされました。 とても集中力が高かったのも印象的で、指揮者の清水史広さんのもと、音量のコントロールも見事。 全5曲、この組曲をこんなにも楽しく聴けたのは初めてではないかな。 とても素晴らしい演奏に大きな拍手を贈りました。
最後はシベリウスの交響曲第7番、厳かであり、時には暖かく悠然と響き、そしてまた時には熱くもなる、凝縮した響きで満たされた演奏。 パンフレットに書かれたガイドを頼りに聴き進めましたけれど、オケの響きが常に呼応しあい、よく纏まっていたのが印象的でした。 そして最後まで素晴らしい集中力で難解なこの曲をきちんと纏めあげた指揮者、それを演じたオケの勝利でしょう。 そしてフィナーレ、地の底から湧き上がってくるような響きに金管が入って雄大となったのをすっと切って落としたのも見事ならば、その後の静寂もまた素晴らしかった。
ちょっと疲れ気味、喉の奥にも痛みを感じて風邪をひきそうな感じですが、長岡京まで足を伸ばして正解。 いい演奏会で1年を締めくくることができました。
この時期に第9以外の演奏会があるのですね!
山田耕筰の交響曲とはこれまた珍しい曲ですね。
寒い時期にシベリウスの交響曲も季節感があって良いですね!
どうぞ、よろしくお願いいたします。
明日は、こんなのもありますね。 仕事なんで行けないと思いますが・・
神戸大学交響楽団 第57回定期演奏会
日時 2007年12月25日(火)
会場 神戸国際会館 こくさいホール (各線三宮駅徒歩5分以内)
曲目 チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ短調
レオ・ドリーブ バレエ音楽「コッペリア」より抜粋
メンデルスゾーン 序曲「ルイ・ブラス」 Op95
指揮 橘 直貴(客演)、飯田 良子(学生)
開演 19:00 (開場 18:00)
入場料 500円(全席自由)
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来年は吹田市交響楽団でもチャイ5
なんか多いですね〜(かぶとやま交響楽団、甲南大学文化会交響楽団でも聴きました)
チャイ5以外は、珍しい曲が並んでいますね。
私は埼玉在住なので、関西の演奏会情報は新鮮に映ります。
神戸大学にも学生オケがあるのですね。音大でもない学生オケがチャイ5というのもすごいですね!
関東の演奏会につきましては、私もブログで公開しておりますので、よろしければ、遊びにいらしてください。
http://blogs.dion.ne.jp/iwasaki_takamune/
お気に召さなければ、上記リンクは外していただいて結構です。
海外のオーケストラも聴きに行きますが、基本はNHK交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団の演奏会に行くことが多いです。コンサートホールは、サントリーホール(溜池山王)、すみだトリフォニーホール(錦糸町)、東京オペラシティ(初台)、大宮ソニックシティによく行っております。
また、関西の情報、楽しみにしております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
これからもちょくちょく訪問もさせていただきたいので、当ブログのリンク集(Blogs)に入れさせてもらってもよろしいですか?
最近、ちょいと忙しいのであまりコメントできないと思いますけれど・・・ よろしくご検討をお願いします。
なお安田は何も楽器はできませんし、楽譜も読めません・・・
でも耳と心で音楽を聴ければ、と開き直っているお気楽リスナーです。
ところで、神戸大学は面白い大学ですよ。
もちろん国立大学ですが、教育学部には特設音楽コースだったと思いますが、なんと指揮者養成コースもあったりするのですね。 常設ではなくて、才能ある人材がいるときに養成するような感じだったと思いますが、関西若手指揮者として活躍されている船曳圭一郎さんがここの出身ですね。 年末に2回も演奏会に伺いました。
あと音楽学の専攻もあるようで、アンサンブルフリーというオケを編成して指揮し、いつも気鋭の演奏を、なんと無料で公開されている浅野さんという方もここの大学院で研究されています。
神戸大学って、意外といっては失礼ですが、面白い人材が多いようですね。
リンクの件ですが、OKです。どうも、ありがとうございます。
こちらも、リンクを張らせていただきます。
私ですが、現在30歳で、4歳から14歳まで足掛け11年程度ピアノをやっておりましたので、簡単な曲ならば、ちょこちょこっと練習して弾くことができます。
楽譜は読めなくてもクラシックは楽しめると思います。要は素直に良いものを感動できる心さえ持っていれば、誰にでも楽しめるものだと思いますよ。ただ、楽譜を読めると、それはそれで世界も広がります。市販のポケットサイズのスコアなど御覧になりながらCDを聴かれると、「この譜面でこんな音が鳴るんだ!」と分かって楽しいかもしれませんよ。最初に御覧になる楽譜でしたら、モーツァルトの曲が比較的良いかと思います。まだオーケストラの編成がそれほど複雑になる前の作曲家ですので。マーラーあたりになると、私もさすがに厳しいです。交響曲第3番などは読解不能です(苦笑)。
神戸大学に指揮者養成コースがあるのは意外でした。私の中では、難関国立大学としてのイメージしかありませんでした。今後、注意して見て行きたいですね。船曳圭一郎さんは、お名前を知りませんでした。関東のオーケストラには客演なさらない方でしょうか? 神戸大学は大学院にも研究機関があるのですね。是非チェックさせていただきたいと思います。
ちなみに、関東では早稲田大学のオーケストラもドイツ・グラモフォンからCDを出していたりして(指揮は高関健さんだったと思います)、結構有名みたいです。一応、母校だったので、在学中に気付かなかったのが残念でしたが、土曜日の午後に学食で1度だけ演奏会を聴くことができました。大隈講堂でも定期的に演奏会を開いているようです。あとは、立教大学の卒業生がコアメンバーとなっているオーケストラが確かあったはずです。今年の夏に小林研一郎さんの指揮でマーラーの「復活」をやりました。アマオケで「復活」って、考えると驚異的ですね!
どうぞ、よろしくお願いいたします。